ノーブランドのダイヤモンドジュエリーで「人と被らない個性」を出す
ジュエリーを購入する際に気になることの一つが、ノーブランドとブランドの違い。
ノーブランドとブランド、何を一番重視したいかでは適するものが違い、それぞれに良さがあります。
では自分に合ったジュエリーは一体どちらなのでしょうか。
ジュエリーでノーブランドってアリ?ブランド物との違いは?
ジュエリーを購入する際に気になることの一つが、ノーブランドとブランドの違い。
ノーブランドとブランド、何を一番重視したいかでは適するものが違い、それぞれに良さがあります。
では自分に合ったジュエリーは一体どちらなのでしょうか。
ブランド・ノーブランドそれぞれの特色
ブランドのメリット
一目見て「凄い!それってあのブランドの?」となるかもしれないのが、ブランドのジュエリー。
中でもそのブランドでしか購入できないデザインは特に人気があります。
代表的なものは、ブランドロゴが取り入れられたデザインのジュエリーです。
ダイヤモンドを使っていないデザインでも、ブランドロゴがあるだけで価値を感じる場合もあるでしょう。
また、ブランドジュエリーは品質がよいものが揃っている確率が高いです。
ただ、コスチュームジュエリーのように着けるライトなジュエリーも含まれていることがありますので、どのような素材を使っているか、商品についてチェックは必ず必要です。
ブランドのデメリット
ブランドであることの注意点は、やはり純粋なジュエリーの相場よりも価格が高くなりがちなところです。
例えば、ティファニーセッティングの婚約指輪に憧れて、という方がいらっしゃいます。
ティファニーセッティングとは、ダイヤモンド下半分が露出した留め方、よく「立て爪」と言われているダイヤモンドの留め方を指します。
この留め方はティファニーがさきがけではありますが、今や全世界のジュエリー店で全く同じデザインが販売されています。
つまり、一般的なデザインとして定着しているのです。
購入した当初は嬉しくても、色々とジュエリーを見ていく中で、ノーブランドのジュエリーショップで立て爪を購入すれば、もっと大きくてもっとブレードの高いダイヤモンドを選ぶことができたんだと後悔する方もいます。
このブランドが大好き、どうしてもこのブランドのデザインのジュエリーがいいということが無い限り、安易にブランドジュエリーを選ぶのはお勧めしません。
ノーブランドのメリット・デメリット
ノーブランドのメリット
ノーブランド最大のメリットは、圧倒的に価格がお求め安くなることです。
ジュエリーの価格は、使っている金属とその量、ダイヤモンドの質と大きさ、職人の技巧、デザイン、そして意外と大きな要素としてブランド料があります。
ブランド料には広告代・テナント代といった企業側にとって多大なコストも含まれています。
ノーブランドのよさは、その価格の分をダイヤモンドの質や大きさの向上に充てたり、単純に予算を抑えてもジュエリーとして満足のいくものが手に入れられたりといった選択もできるということです。
すでに定番として定着しているジュエリーなどは、むしろハイブランドのものを購入するのは少しもったいないようにも感じます。
また、お店ごとに個性あるデザインのジュエリーを用意していることが多いです。
ブランドのように、パッと見て「あのブランドのものだ!」と分からない分、ブランドやほかのノーブランドのお店では購入できない「個性的なジュエリー」を購入できます。
「個性的な・他の人が持っていなそうなデザイン」を好む方には、ノーブランドの品がおすすめです。
ブランドロゴやブランド特有のデザインでない限り、ほとんどのジュエリーはパッと見てわからないことが多いです。
ブランドの紙袋や箱をずっと持っていることはないと思いますので、シンプルなデザインのものほど、ノーブランドのものを選ぶと満足いく結果が得られると思います。
人によってはブランドにこだわりがないなら、ノーブランドを選んだ方がメリットが大きいかもしれません。
ノーブランドのデメリット
ノーブランドのデメリットは前に紹介したように、ブランド特有のデザインは選べません。
せっかく特別なジュエリーを購入するのだから、ブランドのアイコンを利用したデザインがやっぱり欲しいという方には、ノーブランドは不向きと言えるでしょう。
ハイブランドとされるブランドジュエリーは、価格が高くなりがちではありますが、その分必ず品質は確かでしょう。
プラチナやゴールドの金属部分の肌の当たりの滑らかさや、世界的な老舗ブランドになると、長く愛されてきた計算されたデザイン性を感じる方もいらっしゃいます。
広く普及している定番のジュエリーの場合は、微々たる違いかもしれません。
ノーブランドのジュエリーを購入する時の注意点
ノーブランドでも定番のデザインであれば、見た目はほとんど変わらないということも少なくありません。
予算も抑えられて、更にグレードの高いジュエリーを購入することができてよかった、という声もあります。
ただし、ノーブランドの場合、お店選びが重要!
きちんと信頼のおけるジュエリー店のノーブランドジュエリーが前提条件です。
ここでは、ノーブランドジュエリーを購入する時に気をつけたいことをまとめました。
ノーブランドジュエリーを扱うショップの選び方
ノーブランドのものを選ぶ際は、信頼のできるジュエリー店を見つけるところから始まります。
実店舗のあるショップは、何かあった時に頼りになります。
店舗が現実に存在しているので、「自分で足を運ぼうと思えば運べる」のは、かなりの強みです。
ネット通販などで実店舗がないショップだと「やり取りが途切れたらそこまで」になってしまうからです。
実店舗があるショップからどう選んでいくかについては、特に長くお店を続けている老舗のような、実績のあるところがおすすめです。
店舗が存在しているだけではなく、googleレビューが沢山集まっているお店は信用できます。
ネット通販だけというショップにも優良なお店はありますが、なかなか判断がし辛いです。
ネット上では、掲載している情報を書き換えることは容易です。
もしネット通販のみのお店が気になる場合、「このお店が良い!」と思って即座に購入するよりは、「一定の期間アクセスして様子を見る」ことが大切です。
また、自社工房を持っているショップは、お直しや交換などが発生したなど、いざと言う時の対応が早いのでおすすめです。
こうした条件の揃っているジュエリー店は、品質においても信頼がおけるでしょう。
「業界でしっかりとした実績もあり、長期間に渡ってジュエリーを販売しているか」を確認してみて下さい。
ダイヤモンドは鑑定書・鑑別書付のものを!
ノーブランドとブランドどちらにも言えますが、ジュエリーでダイヤモンドを使っている場合には、鑑定書・鑑別書がついているかを確認しましょう。
ブランドであればたいていの場合は付属してくるというイメージがあるかもしれません。
しかし、ダイヤモンドが小さいものだと、ハイブランドのジュエリーでも鑑定書が付かない場合があります。
お求めやすいファッションジュエリーとして販売されているものだと特に付かない可能性が高いので、ご確認くださいね。
ノーブランドでも、グレードの高い鑑定書がついているダイヤモンドは、ブランドで取り扱われるダイヤモンドと同じものです。
- 鑑定書は、次にご紹介するダイヤモンドの質を測る4つの基準がすべて記載された評価書です。
- 鑑別書は、グレードは記されず、カラット数のみ記載される書類です。
呼び方は似ていますが異なるものなので、お気を付けくださいね。
【要確認!】ダイヤモンドそのものを選ぶ時の注意点
ダイヤモンド選びはノーブランド・ブランド共通で重要です。
上質なダイヤモンドを使ったジュエリーかは、鑑定書をチェックしてみましょう。
鑑定書に記載される4つの項目は、ダイヤモンドのクオリティを判定し、価値に大きな影響を与えます。
ダイヤモンドの評価・判断基準となる「4C」のどの部分を重視する?
ぜひ知っていただきたいのが、ダイヤモンドの価値を測る基準として世界的に使われている「4C」。
ダイヤモンドの価値と美しさを表す国際基準です。
4Cそれぞれの評価のグレードを把握しておけば、実物を見なくても価値が高いのか低いのか、どの程度美しいダイヤモンドであるかを判断できるようになります。
評価が高いものはダイヤモンドの輝きも一級品になります。
鑑定書に記載されたグレードが高いほど、品質の点は安心してお買い物を楽しめます。
ダイヤモンドの価値を決める4Cは次の4項目あります。
- CARAT(カラット):ダイヤモンドの重さ
- CLARITY(クラリティ):ダイヤモンドの内包物や傷の有無
- COLOR(カラー):ダイヤモンドの色が透明か
- CUT(カット):ダイヤモンドの形・仕上げが美しいか
Carat:大きさ・重量
カラットはダイヤモンドの重さを表すもので、単位ctと表記します。
重さが増えれば大きさも増していきますので、大きさを知る目安として捉える方も多いです。
1カラットは0.2グラムで、円形のよくある基本的なダイヤモンドの形・ラウンドブリリアントカット直径にすると約6.5mm前後となります。
Color:色
カラーはダイヤモンドが透明であるかを判断する基準です。
ダイヤモンドのほとんどは実は微かな黄色味を帯びています。
その中で無色透明であればあるほど価値が高いとされるのです。
カラーの基準はD~Zに分かれており、Dグレードが最高品質、無色透明に近く価値が高いとされています。
反対に色がついていても、黄色やピンク、青などの鮮やかな発色をしている場合は、ダイヤモンドはファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれ価値が高いです。
これも近年人気を集めています。
ファンシーカラーダイヤモンドは逆に発色が良いほど価値が高いとされています。
ダイヤモンドのカラーグレードとは?ファンシーカラーダイヤ・蛍光性についても解説!
Clarity:透明度・キズや内包物
ダイヤモンドは内部に不純物が入っていたり、外側に傷がついてしまっていたり、天然の鉱物にはつきものです。
クラリティはこれら欠点がダイヤモンドにないかを判断するもので、このグレードが高いほど不純物や傷が無く美しく輝くダイヤモンドということになります。
FL(フローレス)が1番グレードが高く、内側にも外側にも欠点のないもので、市場にはほとんど出回りません。
グレードは、高い順にFL→IF→VVS1→VVS2→VS1→VS2→SI1→SI2→I1→I2→I3となっています。
最も上のグレードはダイヤモンドを10倍に拡大しても不純物や傷などを確認できません。
基本的にVS2以上は肉眼でほぼ欠点が確認できない、不純物や傷の具合のようで、それ以上であれば充分であるともいわれています。
Cut:カット
カットとはダイヤモンドを研磨して成形する人工的な技術力が問われます。
バランスや対称性、仕上げの技術を判断し評価しています。
カットが美しいということは、外光を上手く取り込み、うまく反射させてダイヤモンドの輝きを最も引き立たせているという証拠。
実際に輝きが変わってくる大きな要因になる部分になりますので、少なくともカットは美しいものを選びたいという方も多いです。
カットの最高評価はエクセレント。
グレードを高い順に並べると、Excellent→Verygood→Good→Fair→Poorとなります。
まとめ
ブランドがあるものは、一定水準以上のダイヤモンドや素材を取り扱っていることは間違いありませんし、またブランド特有のデザインも存在します。
誰もが見て「あのブランドのジュエリーだ!」と分かるようなものが欲しいだとか、大好きなブランドがあるのならば、ブランドのジュエリーを買うことをおすすめします。
ノーブランドの場合は、出来れば店舗を持っている、レビューなりで信用のおけるショップなら購入するのは問題ありません。
個性的なものを求めるならば、ノーブランドはおすすめです。
定番のデザインは世界的に共通して取り扱われていますので、同じ価格でもデザインがほとんど変わらず、ノーブランドの方がブランド料分、ダイヤモンドの大きさや質をアップグレードできる場合も多いです。
ブランド・ノーブランド関係なく、品質にも気をつけたいならば、公式の鑑定機関で出された鑑定書がついているものを購入検討しましょう。
鑑定書のつかないダイヤの品質は、正直なところどのブランドやショップであっても、そんなに高くないという印象です。
自分が好きなものを選ぶ!これが本当に一生ものとして購入する場合のジュエリーの鉄則です。
一生もののお気に入りジュエリーを見つけて下さいね。