パヴェダイヤとは?メレダイヤって?どんな物でどんな意味?違いは?
パヴェダイヤモンド・メレダイヤモンドは、小さなダイヤを組み合わせたデザイン。
メインのダイヤを華やかな印象する時に用いられ、ハイクラスジュエリーに使われます。
小さなダイヤモンドを留める技は、職人の特別な技巧によるもの。
詳しくご説明いたします。
パヴェダイヤとかメレダイヤって、どんなダイヤモンドのこと?
パヴェダイヤモンド・メレダイヤモンドは、小さな粒のダイヤモンドを組み合わせたデザインを指します。
メインのダイヤモンドの他にも小さなダイヤモンドを加えて、華やかな印象にしたい時に用いられます。
ハイクラスのジュエリーには必ずと言っていいほど登場する、煌めきが豊かなデザインです。
小さなダイヤモンドを沢山留める技は、職人の特別な技巧によるもの。
今回はそんな特別なパヴェダイヤモンド・メレダイヤモンドについて見ていきましょう!
パヴェデザインとはどんなものか、特徴などを知ろう!
ダイヤモンドを敷き詰めたパヴェは、まさに特級の輝き。
『パヴェ』とは、面に小粒のダイヤモンドを余すことなく敷き詰めたデザインのことです。
パヴェとはフランス語で石畳を意味しています。
小さなダイヤモンド達が一つ一つ放つ輝きは、圧巻の迫力。
しかし輝きは華やかですが、小粒なダイヤを使っているので落ち着きのあるデザインは普段使いにも取り入れやすいのは便利です。
メインダイヤモンドと合わせてゴージャス感を楽しみたいという場合。
パヴェダイヤモンドだけで、普段使いようにできるものをと考える場合におすすめのジュエリーデザインです。
パヴェデザインとはどんなデザイン?
パヴェは指輪のアームやネックレスのトップ部分に敷き詰めるようにしてメレダイヤをあしらったデザイン。
前述したように、フランス語で「パヴェ」は「石畳」を意味します。
それを連想させるようなデザインになっています。
「華やかなジュエリーにしたい」という方は必見です。
パヴェデザインはどんなシーンにおすすめ?
パヴェはたくさんのメレダイヤモンドをセッティングしているので、取り入れると手元が一気に華やかな印象になります。
ゴージャス感がほしいフォーマルなジュエリーには必ずと言っていいほどパヴェが大活躍します。
婚約指輪や結婚指輪といったブライダルジュエリーにも使われることがあります。
一方でファッションリングのようにカジュアルなシーンに活用もされています。
華奢なプレートタイプのペンダントネックレスにパヴェダイヤモンドだけで構成するのも流行しています。
パヴェデザインで人気のアクセサリーは?
プレートネックレス
カジュアルなファッションにもサラッと合わせることができるデザイン。
小さめのタイプでしたらデイリーに着けたくなる軽やかなネックレスになります。
幅があるストレートリング
幅のあるリングにパヴェダイヤモンドを散りばめたデザインは、根強い人気があります。
輝きが華やかですが、ダイヤモンドのランダムな煌めきがラフな印象のファッションにも合います。
リングピアス
リングピアスに一周パヴェダイヤモンドを散りばめたものは非常にゴージャスです。
リングの大きさを調整することで、デイリー使いにも、フォーマルな使い方にも利用できます。
プラチナ?ゴールド?どんな金属と組み合わせると、パヴェは映える?
パヴェダイヤモンドの複数のダイヤモンドによる輝きは、金属の色味との組み合わせによっても印象が違ってきます。
プラチナは落ち着いたフォーマルな印象で、煌めきを楽しめます。
ゴールドはダイヤモンドの粒一つ一つが目立ちます。
気になるパヴェデザインのアクセサリーの相場や価格帯は……?
パヴェダイヤモンドのみで構成された華奢なネックレスは3万円から5万円と比較的手に取りやすい価格のものがあります。
反対に婚約指輪にある、大きめなメインダイヤモンドにパヴェダイヤモンドを添えるようなデザインは、メインのダイヤモンドの大きさが一番価格に影響します。
婚約指輪の場合は、30万から200万円以上とかなり価格の幅があります。
パヴェデザインのメリットやデメリットはどんな感じ?
メリット
普段使いしやすい
パヴェはメレダイヤ一つ一つを立て爪で留めているわけではなく、共有の爪で隙間なくセッティングしたり、埋め込んだりしています。
この留め方は衣類などに爪が引っかかってしまうということがほとんどないので、日常的に使いやすくなります。
パヴェはデザインにもよりますが台座が高くないものが多く、それも引っかかりが少ないポイントになります。
日常生活で邪魔になりにくいというのは大きなメリットとしてあげられます。
傷が目立ちにくい
パヴェは石畳のようにメレダイヤモンドをたくさんリングの周りへ、金属をすべて覆い隠すように敷き詰めたデザインです。
ダイヤモンドは最も硬い鉱物です。
婚約指輪をぶつけてしまったとしてもダイヤモンド自体は傷つきませんので、傷は目立ちづらくなります。
手元が華やかになる
デザインとしては最も華やかになるのが、パヴェダイヤモンドの最大の魅力です。
一つあるだけで瞬く輝きがゴージャスです。
結婚指輪との重ね着けが楽しめる
結婚指輪といったシンプルな指輪との重ね着けを楽しむのもよいでしょう。
婚約指輪にパヴェを選ぶと、重ね着けしてより一層おしゃれな指元に仕上げることができます。
華やかなデザインどうしですとお互いに主張し合いバランスが悪いので、指輪選びはシンプルなもので。
デメリット
メレダイヤが外れてしまうかも
パヴェは小さなメレダイヤモンドを留めているので、強い衝撃によって外れてしまう可能性があります。
婚約指輪を日常使いしていて、いつの間にかメレダイヤがなくなっているということもあり得なくはないでしょう。
日頃から丁寧に着用し、重いものを持ったり、強く握る動作をしたりする時は気をつけましょう。
サイズ直し
パヴェリングでデザインによりますが、サイズ直しができない場合もあります。
サイズ直しの際に爪が緩んでダイヤモンドが取れる可能性もありますし、ダイヤモンドが一周びっしり並んでいると切って溶接する部分が残っていないということもあります。
購入する前にサイズ直しができるかどうかを確認しておきましょう。
小さな宝石を埋め込み・敷き詰めた華やかさ溢れる、パヴェタイプ
メレデザインとはどんなものか、特徴などを知ろう!
メレデザインとはどんなデザイン?
メレとは、メインのダイヤモンドの横に小さなダイヤがセッティングされたデザイン。
派手すぎない上品な輝きを放ちます。
ダイヤモンド一つだけのソリティアだと少し寂しいという方にぴったりなデザインです。
フランス語で「小粒石(Melee)」を意味する言葉で、小粒なダイヤモンドを指します。
一般的に0.1カラット以下のダイヤモンドがメレダイヤモンドと呼ばれています。
メレデザインはどんなシーンにおすすめ?
メレダイヤモンドは手もとに華やかな印象と美しい輝きがプラスしたい時に。
まったく装飾がないのは少し寂しいお出掛けの時にも素敵です。
一石または数石あしらうだけで、リングにキラキラと上品な輝きがプラスされます。
主張は控えめなので、TPOやマナーが気になる場面にも。
メレデザインで人気のアクセサリーは?
中央のメインストーンを引き立て、際立たせるためにさりげなく使うこともできるリングが人気です。
非常に華やかな雰囲気に仕上げることもできます。
プラチナ?ゴールド?どんな金属と組み合わせると、メレは映える?
一粒のメレダイヤモンドをあしらったデザイン。
プラチナはダイヤモンドの透明感と合い、さりげなく上品な雰囲気に仕上がるため、シンプルなデザインを好む方に。
ゴールドはダイヤモンドの粒自体を目立たせてデザインを際立たせます。
気になるメレデザインのアクセサリーの相場や価格帯は……?
メインのダイヤモンドの大きさが一番価格に影響します。
婚約指輪の場合は、15万から50万円以上。
ネックレスは華奢なタイプのネックレスなら3万から5万円程度で購入できます。
メレデザインのメリットやデメリットはどんな感じ?
メリット
年齢を重ねると特にシンプルなデザインでは物足りなさを感じてしまうことがあります
ダイヤモンドを増やすことで美しく輝きを補強し、手元から上品な印象を演出してくれます。
デメリット
小さなダイヤモンドはいつの間にかなくなるということもありますので、メンテナンスで爪の状態を確認・修理してもらえるようにしておくことが大切です。
ダイヤモンドの特性的に、油に馴染む親油性によって油分が付着し、輝きが鈍くなります。
メイクをする際や日焼け止めを塗る際も同じく、着けたままだと油分が付着し汚れてしまうこともあります。
外しておき適宜お手入れをしましょう。
まとめ
パヴェダイヤモンドやメレダイヤモンドは、複数個のダイヤモンドで輝きを増すことができるデザインです。
カジュアルにもフォーマルにも使えるので、様々な場面で活躍することでしょう。
ネックレス、リング、ピアスと幅広いジュエリーで活用できます。
ぜひ自分が使いやすい形式でお気に入りのデザインを見つけてみましょう。