世界的に有名なダイヤモンドブランド~カッターズ・ジュエラーを紹介

世界的に有名なダイヤモンドブランド~カッターズ・ジュエラーを紹介

カッターズブランドとは、自社でダイヤモンドの原石のカッティングしている企業を指します。
カッターズブランドの中でも高い技術力を有さていると言われているのが、歴史を持つ世界三大カッターズブランド。
三大カッターズブランドについてご説明いたします。

「世界三大カッターズブランド」と「世界5大ジュエラー」

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世界三大カッターズブランド

カッターズブランドとは、自社でダイヤモンドの原石のカッティングしている企業を指します。
多くのブランドは自社ではカッティングせず、こうしたダイヤモンドカッティングを専門とする会社がカットしたダイヤモンドを使って、ジュエリーを制作しています。

カッターズブランドの中でも高い技術力を有さていると言われているのが、歴史を持つ世界三大カッターズブランドです。
三大カッターズブランドについて、ご説明いたしますね!

ラザールダイヤモンド

ラザールダイヤモンドは、ディスパージョンと呼ばれる虹色の輝きを放つカッティングが得意なブランドです。

1903年に創業し、ダイヤモンドの評価基準であった「カラット・カラー・クラリティ」の3Cに、「カット」を追加したダイヤモンドの評価基準「4C」を初めて提唱しました。

更には、ラザールダイヤモンドは今でもポピュラーなダイヤモンドの形である「ラウンドブリリアントカット」というベーシックなカッティング法も作り出しました。
「ラウンドブリリアントカット」は美しいということが分かっていましたが、当時の職人たちの技術ではできず、まさに机上の空論。
細かく正確なカットは人の手では不可能だとされていました。
現在のダイヤモンドの基盤を作ったといっても過言ではありません。

鑑定機関では「マスターストーン」と呼ばれる見本石を使用しますが、それにラザールダイヤモンドが使用されています。

ロイヤル・アッシャー

ロイヤル・アッシャーは、白く透明感のあるブリリアンスと呼ばれる輝きのあるダイヤモンドのカッティングが得意です。

1854年に創業し、オランダの企業ながらイギリス王室御用達の特別な称号である「ロイヤル」を冠しています。
ロイヤル・アッシャーは、世界最大のダイヤモンド原石をカットした功績が讃えられ、その名がつきました。

イギリス王室から3,106カラットのダイヤモンドのカットを依頼され、当時は機械のカッティング装置が発達していませんでしたが、すべて人の手で見事にカットを成功させました。
3,106カラットの原石は「カリナン」と名付けられ、9個の大きなダイヤモンドと、96個の小さなピースに分けられました。
一番大きなダイヤモンド(カリナンⅠ世)は英国王室の「王笏」に使われ、二番目に大きなダイヤモンド(カリナンⅡ世)は英国王室の「王冠」にはめられています。
失敗が許されない状況において、「ロイヤル・アッシャー」創設者ジョセフ・アッシャーが見事カットを成功させたことから、王室御用達となりました。

エリザベス女王にご愛用され、議会など公式行事に用いられ、近年世界的ニュースでも大々的に報じられた葬儀にも使用されました。

モニッケンダム

モニッケンダムも、ロイヤル・アッシャーのように白く透明感のあるブリリアンスと呼ばれる輝きのダイヤモンドを制作しています。
1890年に設立され、モニッケンダムはダイヤモンドをより輝かせるための特殊なカッティング技術を生み出しました。

ダイヤモンドの上部と下部を分ける境目であるガードルを研磨する技術「サークル・オブ・ラスター」です。
ダイヤモンドを真上から見ると、磨き上げられたガードルが美しい光の輪となって見えます。

当時はガードル部分を研磨するという考えがなかったので、先進的な技術でした。
現在では多くのダイヤモンドブランドによって取り入れられています。

また世界最高水準の技術で、極限まで輝きがでるよう磨き上げを行うことで、ダイヤモンドが光を反射し、煌きがはじけ飛ぶことから、「スパークリングフィニッシュ」と呼ばれる技術もあります。

ラウンドブリリアントカットの始まり

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ラウンドブリリアントカットは現代でももっとも使われているダイヤモンドのカットシェイプの一つです。

17世紀にヴェネツィアで発明されたとされており、長い歴史を持つカット方法ではありますが、体系化されたのは意外と近年です。
そして、20世紀初めに、ダイヤモンド加工の名門であるベルギーのトルコウスキー家一族4代目のマーセル・トルコウスキーが発明しました。
トルコウスキーは学者でもあり、ダイヤモンドの反射や屈折率などを数学的に計算し、一番美しく輝くカットの形状や角度を編み出したのです。
アイディアルラウンドブリリアントカットは57面体または58面体にもなる細かいカットにより、光をダイヤモンド内で反射させて打ち返すのが特徴的です。

ダイヤモンドの輝きは偶然ではなく、数学的に引き出されているのですね。

そもそものダイヤモンドの評価基準「4C」とは?

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ダイヤモンドの品質を評価する基準が4Cです。
1950年代にG.I.A(米国宝石学会)が明確に定め、ダイヤモンドの品質評価基準として今日でも国際的に使用されています。

ダイヤモンドの4Cは次の4つです。

  • Carat:カラット(重さ)
  • Clarity:クラリティ(内包物)
  • Color:カラー(色)
  • Cut:カット(形)

英単語の頭文字Cをが4種類とのことで『4C』と呼ばれています。

【ダイヤモンド選びの基礎知識】ダイヤモンドの評価基準4Cとは?

世界5大ジュエラー

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ジュエラーとは、宝石を取り扱うブランド企業を指します。
最高品質のハイジュエリーを世に生み出すジュエラーはやはり格が高いと見られ、世界中の王室や宝石コレクターのセレブたちを虜にしています。

今回ご紹介する世界五大ジュエラーは世界的にも有名な企業ばかり。
世界五大ジュエラーは以下の5つと言われています。

  • ティファニー(TIFFANY&Co.)
  • カルティエ(Cartier)
  • ブルガリ(BVLGARI)
  • ヴァンクリーフ&アーペル(VanCleef&Arpels)
  • ハリーウィンストン(HARRYWINSTON)

婚約指輪などで調べると必ず出てくるような、一度は名前を聞いたことがあるトップブランドが並びます。

世界五大ジュエラーの他にも、似ているものでパリの五大ジュエラーというものもあります。
フランス語で「偉大なる5」という意味を持つ「グランサンク(GrandCinq)」とも呼ばれていました。
フランス高級宝飾協会が認定した、パリのヴァンドーム広場に店舗を構えている五大宝飾店のことを指します。

  • ブシュロン
  • メレリオ・ディ・メレー
  • モーブッサン
  • ショーメ
  • ヴァンクリーフ&アーペル

これらがパリの五大ジュエラーです。

今回は、世界五大ジュエラーを見ていきます!

ティファニー

ティファニー社の創業は1837年。
チャールズ・ルイス・ティファニーとジョン・B・ヤングが創業者です。
アメリカ、ニューヨークのマンハッタンにオープンした文具雑貨店「ティファニー・ヤング&エリス」が始まりです。

文房具を作る彫金技術を応用して、ジュエリーにも活かしました。
日本でも、ペン先を扱う文具メーカーのパイロットがジュエリーを製造しています。

ティファニーは、センターダイヤモンドを6本の立爪で支える「ティファニーセッティング」が有名です。
婚約指輪のスタンダードとして今では様々なブランドに応用されています。
大きさより美しさを優先したデザインが、幅広い年代に人気です。
ティファニーセッティングもあってか、婚約指輪ブランドとして、まず候補にあがります。

また、パッケージも印象的です。
ティファニーを象徴する「ティファニーブルー」と呼ばれる独特の水色です。
一目でティファニーと分かる色は、プレゼントとして受け取った瞬間にときめく愛らしいアイコニックなカラーです。

カルティエ

「カルティエ」は王室御用達としても知られる有名ブランドです。
1847年にパリで宝石細工師のルイ・フランソワ・カルティエが設立しました。

カルティエはインドのマハラジャ、ナポレオン3世の皇后、英国エドワード7世など王室の関係が深かったのです。
フランス、イギリス、スペイン、ベルギー、ロシア、インドなど世界16か国の王室御用達ジュエラーとされています。

エドワード7世からは「王の宝石商、宝石商の王」と称えられました。
歴史に残るジュエリーをたくさん生み出しています。

カルティエはプラチナ素材を世界で初めて使用したジュエラーでもあります。
レース編みのような繊細なデザインの「ガーランド様式」をプラチナ素材で実現させました。
サファイア、エメラルド、オニキスなど斬新なカラーストーンを使用したジュエリーを発表し、アールデコブームの先駆者となったともいわれています。
ジュエリー・ファッション・アートまで、様々な分野の流行をけん引してきたブランドとも言えます。

ダイヤモンドの選定はカラーとクラリティを特に重要とし、洗練されたエレガントなデザインをさらに活かすものを採用しています。
また、ティファニーと同じようにカルティエも象徴的なパッケージを持っています。
カルティエのレッドボックスは誰もが一度は憧れた事がある赤に金のエンボス加工がほどこされています。

ブルガリ

1884年に情熱の国イタリア・ローマで創設されたのがブルガリです。
素材にこだわり、全ての工程をイタリアの熟練の職人が手掛けています。

上品で洗練されたデザインが人気を呼び、1960年代には「ブルガリ・ハイジュエリー・コレクション」を発表しました。
70年代には、その当時では革命的なアイデアだったステンレススティールを素材に採用しました。
伝統に敬意を払いつつ、新たなチャレンジを続ける姿勢はジュエリー以外にもバッグやアパレルにも表れています。

高い知名度でシンプルかつアイコニックなジュエリーたちは、どの時代でも「憧れのブルガリ」という印象を与えます。

ヴァンクリーフ&アーペル

ヴァンクリーフ&アーペルは世界五大ジュエラーであるとともに、
先述した「グラン・サンク」と呼ばれるパリ五大宝飾店でもあります。

ヴァンクリーフ&アーペルは、創業からヴァンドーム広場にあるアトリエで職人たちがジュエリーを製作しています。
石を支える爪がほとんど見えない「ミステリーセッティング」を開発したことでも有名です。

ヴァンクリーフ&アーペルの最大の特徴は、高いデザイン性。
花、蝶、星、雪の結晶などの自然界をモチーフとしたデザインがとてもユニークです。
ヴァンクリーフ&アーペルのデザインは、女性らしさとエレガントさがとても人気です。

創業以来、モナコのグレース王妃をはじめとする世界中の王侯貴族やセレブの間で愛されています。

ハリー・ウィンストン

創業1932年のハリー・ウィンストンは、ニューヨークで誕生した比較的新しいブランドです。
創業者は宝石収集家として世界的に有名なダイヤモンドはハリー・ウィンストンの所有であることも多いです。

映画『タイタニック』の重要アイテムとして登場するブルーダイヤモンドのネックレス。
ホープダイヤモンドとして実在しているとご存じの方も多いかもしれません。
持ち主を不吉な事故や破産へ導くという曰くを持つダイヤモンドです。

このホープのダイヤモンドの最後の持ち主となったのが、実はハリー・ウィンストンです。
ハリー・ウィンストンによってスミソニアン博物館に寄贈されたことで、呪いの都市伝説に終止符を打ったとされています。

貴重なダイヤモンドを意欲的に次々と手に入れ、ジュエリーとして生まれ変わらせていったハリー・ウィンストン。
コスモポリタン誌は1947年にキング・オブ・ダイヤモンドという呼び名をつけました。

ハリー・ウィンストンは現在ハリウッドセレブにも広く愛されていますが、そのきっかけは1944年のアカデミー賞授賞式で、主演女優賞を受賞したジェニファー・ジョーンズにダイヤモンドジュエリーを貸し出しました。
ハリー・ウィンストンのジュエリーは瞬く間に時のハリウッドセレブの注目の的になりました。
有名なミュージカル・コメディ『紳士は金髪がお好き』のマリリン・モンローは「ねえ、教えてハリー・ウィンストン!私にダイヤのすべてを」という歌詞があります。
俳優リチャード・バートンが、エリザベス・テイラーへ誕生日に贈った「テイラー・バートン」。
ハリー・ウィンストンは収集家としても素晴らしいですが、広告の上手さも一流でした。

審査をくぐり抜けた選りすぐりのダイヤモンドは、その輝きを最大限に活かせるよう計算されつくした、ユニークなカットに加工されます。
大粒なダイヤモンドが特徴で、婚約指輪では最低でも0.5カラットから、と日本人の基準としては大きめなダイヤモンドを多く扱っています。

ブランドとノンブランド

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安定した品質という意味ではブランドというイメージがあるかもしれませんが、ノンブランドもジュエリー業界で長く経験を積んでいる老舗であれば問題ありません。

ブランドを選ぶ際は、やはり知名度などの観点から、価格が高くなることは致し方ありません。
ノンブランドであれば、同じ価格でもよりお求め安く、そしてより大きく、4C評価もよいダイヤモンドを手に入れることができる可能性があります。
ブランド・ノンブランドに限らず、選ぶ基準として「デザイン」が挙げられると思います。
ブランド・ノンブランドには、それぞれに顔となるアイコンのジュエリーがあります。
そのデザインが気に入ったなら、間違いなくそのブランド・ノンブランドのジュエリーを購入すべきです。

しかし、婚約指輪といった、ある程度デザイン形式が決まっているジュエリーを購入する場合は、ノンブランドがオススメな場合もあります。
一粒ダイヤモンドの立て爪(ティファニーセッティング)、シンプルめなデザインは普遍的でどこのお店でも扱っています。

ブランドで購入した方の中にも「ノンブランドで選んだ方が、同じ値段でより納得のいく大きく美しいダイヤモンドをセッティングできたのに!」という声を多く聞きます。
ブランドの価値をとるか、ダイヤモンド自体の価値をとるか、人によって変わりますので一概には言えないのです。

ノーブランドのダイヤモンドジュエリーで「人と被らない個性」を出す

まとめ

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今回は、世界三大カッターズブランドと世界五大ジュエラーについてご紹介しました。

どのブランドも高い技術力と奥深く華やかな歴史をもつ企業が目立ちます。
これらのブランドは、まさに世界中の憧れ。
好きなデザインや憧れがありましたら、間違いなくブランドを推すべきでしょう。

しかし、ノンブランドもダイヤモンドジュエリーに関しては、おすすめ出来ます。
ダイヤモンドは、GIAやCGLなど国際的に決められた基準を持つ鑑定機関によって、その価値を測ることができます。
そういったダイヤモンドを、どのブランドも結局は使用することになります。

自分のジュエリーへ望む項目がダイヤモンドである場合、ノンブランドの方がお求め安く、よりよい大きさ・クオリティのダイヤモンドを手に入れられる確率が高まります。

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