ダイヤにおけるハートはハート型ダイヤと宝石内に見えるハートの2つ

ダイヤにおけるハートはハート型ダイヤと宝石内に見えるハートの2つ

愛の象徴として相性の良いハート。
定番のラウンドブリリアントカットダイヤモンドで高品質であるハート&キューピッドダイヤモンド。
リングに個性を出すハートシェイプカットダイヤモンド。
特性を知り、自分らしいダイヤモンドジュエリーに出会いましょう。

ダイヤモンドにおける「ハート」は2種類!ハート型のダイヤとダイヤの中に浮かぶハート

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丸みとシンメトリーのバランスがよく、愛らしいフォルムであるハート。

ダイヤモンドにはハートモチーフにまつわるものがあります。
ハートシェイプカットダイヤモンドやハート&キューピッドダイヤモンドという名称を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
これらは同じハートという言葉を冠していますが、まったく異なるダイヤモンドを指しています。
しかし、両者とも婚約指輪として選ばれる方も多いです。

愛の象徴として最も相性の良いハートは、婚約指輪にふさわしいモチーフ。
定番のラウンドブリリアントカットダイヤモンドの中でも高品質なものを表すハート&キューピッドダイヤモンド。
リングに個性を出すハートシェイプカットダイヤモンド。
それぞれの特性を知って、ぜひ自分らしいダイヤモンドジュエリーに出会いましょう。

ハート型のダイヤモンド―ハートシェイプダイヤモンドとは?

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ハートシェイプのカットはロマンチックなダイヤモンドカットの形。
ファンシーカットとも呼ばれる輪郭の形がハート型をした特殊なシェイプに成形されたカットを指します。
エンゲージリングにも使われますし、ファッションジュエリーとしてダイヤモンドの清廉な輝きに甘さを効かせたいときに選ばれます。

ハートシェイプカットダイヤモンドは20世紀にアメリカで誕生しました。
ユニークなプロポーションではありますが、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出す58の研磨面をもつ「ブリリアントカット」の内の一つに数えられていますので、輝きのクオリティも申し分ありません。

ハートシェイプカットダイヤモンドは複雑で、カットは高い技術を要します。
また美しいハート型を作るためにどうしても捨てなければならないバリの部分が多く出ますので、ハートカットにしやすい形の原石は通常よりも大きく限られており、価格が上がりやすい傾向にあります。
愛らしい形から女性を中心にとても人気があるため、そこも評価を後押ししています。

ハートシェイプダイヤモンドの評価基準

ダイヤモンドの品質を4項目から評価する4C。
4Cの一つである「カット評価」は、実はラウンドブリリアントカットのみが対象です。
そのためハートシェイプカットダイヤモンドには、カット評価を含む4Cは付きません。

ではどのようにすればハートシェイプダイヤモンドの評価を判断できるのでしょうか。

プロポーション

ハートシェイプカットダイヤモンドの中でも、最も重要なポイントはバランスの良い形かどうかです。
左右対称で正方形に納まるものがハートとして理想的な形とされ、
縦長のものや幅が広いもの、弧を描く部分のバランスが悪いものは除外されます。
しかしそれはあくまでも一般的なハートシェイプカットに対する評価の指標です。
縦長や横長のハートの方が好み、という場合もあるでしょう。
好きな形や自分に一番しっくりくる形のハートシェイプダイヤモンドを選ぶのが正解です。

クラリティ

ハートシェイプカットダイヤモンドを選ぶ上で、形以外にもうひとつ大切なポイントが、クラリティ(透明度)。
クラリティとは、ダイヤモンドに内包物(インクルージョン)やキズや摩耗のキズ跡(ブレミッシュ)がどのくらい含まれているかを評価する指標です。
ダイヤモンドは天然の鉱物の為、どうしてもダイヤモンドを構成する炭素以外の不純物、外側の傷つきが発生します。
4C評価が出るラウンドブリリアントカットとは異なり、明確なクラリティに関する評価が出ることはありませんが、
見てわかるようなインクルージョンやブレミッシュは、ダイヤモンドの美しさを損なうだけでなく、耐久性や価値そのものに大きな影響が出ることもあります。

ダイヤモンドのクラリティとは透明度。グレードの選び方はどうする?

ダイヤモンドの中に浮かぶハートは、極上と認められるカット工程の賜物

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「ハート&キューピッド」や「ハート&アロー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ダイヤモンドはカットの美しさによっては、特殊なスコープで覗くと、反射によりハートが8つ並んだ形とキューピッドの矢が8本並んだ形を観察することができます。
これはダイヤモンドのカットがとても美しく、シェイプの対称性が保たれている証でありますので、ダイヤモンドの更なる価値を決める一つの評価基準として人気を集めています。
ここではハート&キューピッドが浮かび上がる条件について解説します。

ラウンドブリリアントとは

天然ダイヤモンドを評価する4Cの中で、唯一人為的な技術力が反映されるのは研磨工程だけです。
数多くあるカット形状の中でも有名で最も一般的に様々なジュエリーに使われるのが、ラウンドブリリアントカット。
光学的理論でダイヤモンドの輝きをこれ以上ないほどに活かせるよう考案されたカット技術です。
「ダイヤモンドといえばこの形」と誰もが思うような、中央からは放射状にカットされている、上から覗くと正円の形になるメジャーな形でもあります。
実際宝石店などで見かける宝石やダイヤモンドジュエリーの多くは、このラウンドブリリアントカットが施されています。

H&C(ハートアンドキューピッド)ダイヤモンドとは

上述で紹介したラウンドブリリアントカットの中でも特別なダイヤモンドを指します。
テーブルとキューレットが共に中央に綺麗に位置した、正しいプロポーションであり、シンメトリー(左右対称)になっていると不思議な形の反射がダイヤモンド内部に浮かび上がります。
光の反射によりパビリオン側にハートの形とキューピッドの矢の形が現れるのです。

4Cのカッティングの項目で最高グレードであるExcellentカットは、間違いなく極上の輝きを放つダイヤモンドを指します。
しかしExcellentカットのダイヤモンドであっても、ハート&キューピッドが現れるのは更なる高度なカット技術が必要になります。
左右対称で美しいプロポーションをしていても、ダイヤモンドに含まれる内包物や傷がハートやキューピッドの形状に大きく影響を及ぼしている場合や、
丁寧なフィニッシュが施されずに、ハートやキューピッドが鮮明に見えない場合でも、真のハート&キューピットとは呼ばれません。

ダイヤモンドのカット

ハート&キューピッドについて知るには、4Cのカットのグレードについても知っておきましょう。

ダイヤモンドの評価基準を示しているのが4Cという基準です。
4Cとは、カット(Cut)はラウンドブリリアントカットの形のバランスと研磨仕上げのクオリティ、カラット(Carat)はダイヤモンドの重量、クラリティ(Clarity)は内包物や傷がないかという透明度、カラー(Color)はダイヤモンドの無色性。
それら4つの頭文字の「C」をとったものです。

【ダイヤモンド選びの基礎知識】ダイヤモンドの評価基準4Cとは?

そのうちのひとつであるカットは、ダイヤモンドの輝きにとって最も重要な項目です。
カットは、グレード(等級)が5段階に分類されています。
一番高いほうからExcellent(エクセレント)、Verygood(ベリーグッド)、Good(グッド)、Fair(フェア)、プア(Poor)と評価され、もし鑑定書がある場合はそちらに記載されます。
そしてその上でExcellentは、さらに4段階に分かれます。
最上級のトリプルエクセレントハート&キューピッド、ハート&キューピッドエクセレント、トリプルエクセレント、エクセレントです。

ダイヤに命を吹き込む~ダイヤモンドのカットの種類~

まとめ

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ハートシェイプカットダイヤモンドはその名の通り、ハートの形をしたダイヤモンドを指します。
ハート&キューピッドはカットの評価項目の中でも選りすぐりのエクストラタイトルと言えます。
まさに高品質のダイヤモンドにのみに許された評価といえます。
同じハートという名称を冠していますが表しているものが違うんですね。
ハートモチーフはとてもポピュラーですし、明るく楽しい気分にさせてくれる、ジュエリーにうってつけの題材です。
ぜひキラキラと美しく輝くダイヤモンドに、更にプラスの価値を!

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ダイヤにおけるハートはハート型ダイヤと宝石内に見えるハートの2つ