結婚指輪にプラチナを選ぶのはなぜ?
どんな素材?おすすめの理由は?
【要点だけ知りたい人はここを読めばOK】
結婚指輪にプラチナをおすすめする理由
- 日常使いする結婚指輪として、耐久性が申し分ない。
- 加工はしやすいため、様々なデザインを楽しめる。
- 色は純白で、まさにブライダルジュエリーとしてふさわしい。
- アレルギーが比較的出づらい。
- 希少価値が高い。
ひとまずおさえておくと良いポイントは、上記の5つ!
ここから先で、より詳細にご説明いたしますね。
目次
- 「結婚指輪といえばプラチナ」なのはなぜ?
- プラチナとはどんな金属?その特徴は?
- プラチナの魅力~おすすめポイント・人気の理由
- プラチナの希少性
- プラチナの扱い方・注意点
- プラチナの「Pt」の後ろにつく数字の意味は?
- プラチナ以外の金属は、結婚指輪としてどうなの?
- プラチナの結婚指輪のデザインはどんなものがある?
- まとめ
「結婚指輪といえばプラチナ」なのはなぜ?
日本では、結婚指輪を創る際、プラチナが選ばれがちなのはなぜなのでしょう。
この記事では、どうしてプラチナが選ばれるのかをご説明して参ります。
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プラチナ・ゴールド・シルバー・チタンと結婚指輪に使用される金属は多くありますが、日本では、男性の約8割、女性の約7割が結婚指輪にプラチナを選んでいます。
プラチナは数ある素材の中でも圧倒的な人気を誇っているのです。
なぜプラチナはこんなにも結婚指輪の素材として選ばれているのでしょうか?
プラチナとはどんな金属?その特徴は?
簡単にプラチナという金属について紹介します。
いったい、プラチナはどんな特徴を持つために、多くの人に選ばれているのでしょうか。
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歴史は古く、3000年以上前の古代エジプト時代からアクセサリーに使用されていたようです。
金と比べると融点が高く、かなりの高温でなければ溶けない金属であるため、加工する技術が完成したのは18世紀後半になってから。
しなやかで粘り強い性質を持っている為、繊細な細工を施すこともできます。
汗や空気、ある程度の高熱にさらされたりしても、変色・変質することはほとんどない安定した金属でもあります。
細工のしやすさと日常生活では問題のない強靭性が両立した、指輪といったデザイン性も必要とされる装身具にするにはもってこいの金属というわけです。
また白く上品な輝きが特徴的な白金属であることも、ブライダルリングにふさわしいと言えます。
プラチナの魅力~おすすめポイント・人気の理由
さてそれでは、プラチナの魅力からその人気のポイントまでをご紹介して参ります。
選ばれる理由は、以下のような内容にあったのです。
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耐久性
プラチナは耐久性に優れています。
年月が経っても、変色・変質などの劣化がほとんどないと言われています。
日常的に着け続けていると気になるのが、汗や塩素、空気、漂白剤といった様々な物質ですが、それらにも強いです。
昨今かかせないアルコールも心配ありません。
硬さも日常生活では支障なく、十分です。
いつまでも色褪せない美しい純白の輝きを保ち続けるので、永遠を誓う結婚指輪にピッタリの金属です。
純プラチナ
日本で流通しているプラチナは純度について基準を設けています。
ジュエリーとして認められるための純度は、含有量が85%以上のもののみを指します。
一般的なブライダルジュエリーに使用されている、プラチナの割合は90%以上がほとんどで、Pt900のようにリングの裏側に純度の刻印がされます。
プラチナ単体では柔らかすぎるために割金を使用することが多いのですが、100%プラチナの純プラチナも存在します。
純プラチナは特に価値の面で優れています。
装飾しやすい
プラチナは柔らかくしなやかさもある金属であるという性質があります。
ジュエリーのように複雑なデザインや繊細な造形を必要とする際にこれは大いに役に立ちました。
リングのサイズが後からでも調整がしやすいのもジュエリーとして大きな利点になっています。
色合い
プラチナのジュエリーは、ゴールドと比較すると、ホワイトカラーで落ち着いた印象の美しさを持っています。
TPOによって控えめである色味を好む日本人にとっては、プラチナの少し控えめな輝きは人気があります。
またビジネスシーンでもシックなカラーが清廉な印象を与えます。
男性は特にプラチナを選ぶ傾向にあります。
アレルギーがほとんどない
意外と気にされる方が多いのが、アレルギーが出るか否か。
プラチナは他の金属に比べて、アレルギーが出にくいことも安心です。
もちろんプラチナすら反応してしまう可能性もありますので、ご心配な方は、どの金属に反応するのか医療機関で検査してもらってから購入してください。
プラチナの希少性
プラチナの魅力として、その希少価値も挙げられます。
なぜプラチナは価値の高い金属として、高値で取引されているのでしょうか?
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採掘量が飛びぬけて少ない
プラチナは限られた場所でしか産出しない希少な地下資源。
全体量の7割以上を南アフリカ共和国で産出しています。
今までに約7000トンほど採掘されていると言われていますが、金と比べると約30分の1と少ないです。
プラチナが含まれる原鉱石は「メレンスキーリーフ(MerenskyReef)」といいます。
このメレンスキーリーフ1tからはなんとプラチナは約3gしか取れません。
女性用の細いプラチナリング1本が3g程度ですので、一つの指輪を作るのに約1トンの原鉱石を掘らなければならないのです。
そしてプラチナは大規模な鉱山であっても月間に採れる量は300g。
全世界の1年間の採掘量は150トンですが、他の金属と比べるととても希少です。
加工も大変
採掘されたメレンスキーリーフは、8週間も溶解炉の中で加熱され続けます。
こうすることで効率よくプラチナを取り出すことができます。
プラチナは特殊かつ時間がかかる精錬方法で取り出されているのです。
「プラチナ」とよく耳にしながらも、稀少性は割と高いものだったんです!
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プラチナの扱い方・注意点
身に着けたまま普段通りの生活をしても、変色などする心配はほとんどありません。
プラチナは熱にも酸にも非常に強いという性質も持ち、ハンドソープで手を洗っても、消毒液に触れても、お風呂に入っても大丈夫という素材なんですよ!
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身に着けたまま、化粧品や除光液、漂白剤、シャンプー、リンス、ワックス、髪の毛用のカラーリング剤といったあらゆる身の回りの化学製品を使っても心配ご無用。
ただしこれはすべての金属に言えることですが、天然の温泉はどんな物質が入っているかわかりませんので、できる限り外しておきましょう。
プラチナは展延性に富んでいるため、強い衝撃が加わると変形する場合があります。
日常生活で硬いものにぶつけると少しずつ傷がついてきます。
手に力が入る時は外した方が無難です。
筋トレのダンベル、野球・ゴルフ・テニスなどのグリップを使うスポーツをする場合や、引っ越しなどで重い荷物を運ぶなどは注意です。
また家事をする時は、お皿を洗ったり、研磨剤入りの洗剤を使ったりする時は、傷がつきやすいです。
意外と気を付けるべきはお買い物の時。
重たい荷物を運ぶ時は負荷がかからないように。
プラチナの「Pt」の後ろにつく数字の意味は?
プラチナを使用したジュエリーには、Pt900・Pt950・Pt850といった刻印がリングの裏にあると思います。
プラチナは別の金属と混ぜ合わせて合金として使用されるのが一般的で、これらは純度を示しています。
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最低でも純度が85%以上のPt850出なければ、プラチナジュエリーとは言い難いです。
その純度は100%=PT1000と表記を基準に、PT950であれば、95%をプラチナ、5%をパラジウムなど別の金属を割金として配合しています。
純度100%のジュエリーもありますが数は少なく、リングの場合、ほとんどがPt900と表記があるはずです。
その理由はプラチナの強度にあります。
プラチナはとても柔らかい金属です。
この性質があるために、結婚指輪や婚約指輪のように、小さな爪でダイヤモンドをセッティングしたり、様々な複雑なデザインを施したりすることができます。
一方で、衝撃を受けると変形やゆがみが起こりやすくもありました。
そのためあえて別の硬い金属を足して、強度を高めています。
Pt1000の純プラチナは特別な製法で硬さを確保していますので、更に価値が高いのです。
プラチナ以外の金属は、結婚指輪としてどうなの?
さてそれでは、今度はプラチナ以外の金属を結婚指輪として用いるのはどうなのか、ということについてお話していこうと思います。
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イエローゴールド
イエローゴールドは、一般的にイメージする黄金色そのものです。
プラチナと比べ、華やかでカジュアルな雰囲気を出しやすいです。
日本人の肌色にも合いやすいカラーと言われています。
熱には非常に強いのですが、純度が100%(K24)未満の場合、酸やアルカリなどの化学薬品に触れると変色する危険があります。
ゴールドに反応しているわけではなく、プラチナ同様、強度を保つために加えている銀や銅などが硫化して変色が起こります。
実際そこまで大きな変化は感じないとは思いますが、色に敏感な方、どうしても劣化はさせたくないという方にはおすすめできません。
ピンクゴールド
ピンクゴールドはゴールドの割金として銅を多く混ぜることで、ほんのり赤みがかった色合いにしています。
温かみのある雰囲気があり、特に女性に人気が高いです。
日本人の肌にも馴染みやすいです。
ただし銅は硫黄成分に反応して変色するかもしれません。
温泉や入浴剤と反応する可能性があります。
ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは一見してプラチナと変わりません。
ただしプラチナが内面からの白い色であるのに対し、ホワイトゴールドは、もともとのイエローゴールドに、白色の金属を混ぜて白く変えた合金なのです。
より白く見えるようロジウムコーティング(めっき)を施しています。
コーティングは時間が経つとはがれ、少し黄色っぽく見えることがあります。
ゴールドには違いないので、ゴールドを資産価値として重きを置く海外の花嫁には人気があります。
シルバー
一般的なジュエリーの素材では、シルバーは多く出回っています。
プラチナやゴールドに比べて価格が安価だからです。
しかしシルバーは水分や硫化水素に触れると変色する性質があります。
湿気のあるところや温泉地などでは錆びて変色してしまいますし、
日常的に着けていても汗や空気に触れて黒い変色がでてきます。
クリーニングクロスで磨けば元には戻りますが、
一生身につけ続けるブライダルリングにはおすすめできません。
パラジウム
ホワイトゴールドは白色の金属を割金として混ぜていますが、その代表格の一つがこのパラジウムです。
パラジウムは、高い硬度があり、純白の色味を有しています。
パラジウムはプラチナと比べて硬いため、キズがつきにくいのが特徴です。
またプラチナよりパラジウムの価格の方が安く、半分程度とも言われています。
パラジウムは変色しにくいという性質があることもポイントです。
比重も軽く、ジュエリーとしてさらっと着けられます。
プラチナと比べても遜色ない性能で、こちらの方がお得と考えるかもしれません。
ただしパラジウムはアレルギー反応が出やすい金属として知られています。
まったくアレルギーのない方にはオススメですが、アレルギーがある場合は避けた方が良いでしょう。
チタン
最近ではチタンを使用した時計やジュエリーが増えています。
チタンは軽く錆びにくく硬くて丈夫なため、ロケットや航空機にも使用される素材で安心感があります。
スポーツ選手が着用するなど、汗などにも強いですし、アレルギーもほとんど出ません。
ただし、硬質なため繊細な加工が難しく、デザインは装飾のないストレートリングがメインになるでしょう。
またリングの場合、サイズ直しもできません。
またホワイトカラーの金属ですが、若干黒っぽさも感じられ、重さも軽すぎるため、ジュエリーとしては少し安っぽいと感じてしまう方もいるようです。
プラチナやゴールドと比べて資産価値も高くありません。
SUEHIROの結婚指輪 Sweet Marriage -スイートマリッジ-
プラチナの結婚指輪のデザインはどんなものがある?
ジュエリーの素材としてたくさんのメリットがあるプラチナ。
では結婚指輪として、どういったデザインが人気なのでしょうか?
どういったデザインが人気なのかを見てみる
ストレート
直線を一本引いたようなシンプルな形。
日常使いのしやすさも魅力です。
最もプレーンなデザインでユニセックスに着けることができますので、ペアリングとして男性にも支持されています。
ウェーブ
繊細な曲線美をつくりだせるのは、プラチナならでは。
ひねりを加えたデザインが優美で目を引き、上品でありながら華やかな印象を与えます。
人の指にピッタリと沿うのでストレートよりも着けやすいとの声も。
Vライン
指をきれいに魅せたい方は、Vライン。
エッジな雰囲気が好きな方には、モダンな雰囲気がおすすめです。
中央のシャープなアイコンが目を惹き、指を細く長く見せてくれる効果も。
柔らかい印象に見せたいなら、U字のデザインも検討してみて。
まろやかな曲線が、指に美しく馴染んでくれます。
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選べるマリッジリング
ダイヤモンド入りの結婚指輪
プラチナの上品な純白の輝きが、透明感のあるダイヤモンドを引き立てています。
女性だけダイヤモンドを入れるのもOKですし、ペアリングでダイヤモンドリングを仕立てるのも近年増えています。
ダイヤモンドは1石中央に埋め込むのは王道ですが、数石をグラデーションのように配置するのも素敵です。
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おふたりの人生を育み、輝きながら未来に広がってゆくさまに由来したジュエリーブランド GROWTH RING
プラチナとゴールドのコンビネーション
特に外で日焼けをされることが多い方が悩まれることがあります。
肌のお色味によって、プラチナは白すぎて浮きすぎてしまうと感じられる方もいらっしゃるのです。
またプラチナだけでは落ち着いた冷たい印象に感じてしまうことも確か。
お好きであれば問題ありませんが、もう少し温かみもプラスしたいとお考えでしたら、ゴールドをアクセントとして加えたコンビネーションがおすすめです。
ゴールドを少し加えるだけで肌なじみも肌映りもよく仕上げてくれます。
素材をコンビネーションした結婚指輪
まとめ
プラチナは日本において男性からも女性からも選ばれている、結婚指輪で一番人気の素材です。
変色などに強い・日頃からつけやすい落ち着いた白・サイズ直しがしやすい・希少性の高い。
様々な要素から、永く愛用していける、結婚指輪としてバランスの良い金属だからという理由で人気のようです。
結婚指輪は素材の他に、幅や形状、装飾によってデザインのバリエーションがあります。
結婚指輪選びで迷ったときには、まず素材を決めることでスムーズに。
プラチナは数多くの注目ポイントがあります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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