宝石としてのダイヤモンドが持つ歴史とあまり語られない背景

宝石としてのダイヤモンドが持つ歴史とあまり語られない背景

美しく輝くジュエリーの王道、ダイヤモンド。
ダイヤモンドの歴史は古く、インドでは早くも紀元前4世紀頃からダイヤモンド取引を行っていたと言われています。
ダイヤモンドの歴史や背景について、豆知識のようなストーリーをご紹介いたします。

美しいダイヤモンドが持つ歴史と背景

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美しく輝くジュエリーの王道、ダイヤモンド。
その歴史は古く、インドでは早くも紀元前4世紀頃からダイヤモンド取引を行っていたと言われています。

今回はダイヤモンドの歴史や背景について、豆知識のようなストーリーをご紹介いたします。

ダイヤモンドの歴史

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ダイヤモンドの歴史はインドから始まり、当初はインドの富裕層のための宝飾品として用いられました。
それから他の交易品と共に、イタリアの中世ヴェネツィアの市場から、キャラバンによってヨーロッパへダイヤモンドは広まっていきます。
1400年代には、ダイヤモンドは、ヨーロッパの上流階級のためのファッションジュエリーとして人気になりました。

インドの鉱山でダイヤモンドが採れなくなってくると、アフリカの鉱山が発見され、そちらに採掘拠点は移ります。
アフリカの鉱山から採掘されたダイヤモンドは質が良く、また数も十分でした。
需要と供給が安定し、徐々に一般消費者の手にも届くようになりました。

ダイヤモンドの名前の由来や逸話

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ダイヤモンドの名前の由来

ダイヤモンドという名前は、ギリシア語で無敵を意味する「Adamas(アダマス)」と言う言葉が由来とされています。
否定を表す「A」と征服するという意味の「Damazein」を合わせて、「何者にも征服されない」という意味が込められています。

当時から、無敵とも言える硬さを誇るとされていたダイヤモンドは、魔除けやお守りとして珍重されていました。
現代では、ダイヤモンドと言えば女性が身に着けるジュエリーというイメージが強いですが、本来は従軍する男性がお守りとして身につけていたようです。
古代ローマの王なども、戦いの時に身につけていたと言われています。

ダイヤモンドの逸話

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人々を魅了する不思議なパワーがあるとみられることの多いダイヤモンド。
世界には、さまざまないわく付きのダイヤモンドが存在します。

最も有名なものは、呪いのブルーダイヤモンドとして有名な「ホープダイヤモンド」です。
ホープダイヤモンドは、1640年代に宝石商のタベルニエが、鉱山で購入したこぶし大のとても大きなダイヤモンドです。
フランス王朝のルイ14世がこのダイヤモンドを買い取りましたが、その後子供や孫に先立たれるなどの悲劇が続発、更にはダイヤモンドを譲り受けたルイ16世と王妃マリー・アントワネットは、歴史的に有名なフランス革命によって断頭台にて処刑されてしまいました。

1830年には、ホープダイヤモンドの名前の由来になった、銀行家のヘンリー・ホープが手に入れました。
しかし、ホープ家もダイヤモンドの呪いには勝てず、破産してしまいました。
ホープダイヤモンドは、その後も様々な人々の手に渡りましたが、手に入れた人物には災難がふりかかりました。
現在は、ダイヤモンドジュエラーとして有名なハリー・ウィンストンが、アメリカ合衆国のスミソニアン国立自然史博物館に寄贈したことで落ち着いたようです。

反対に、一部の者にパワーを与えるダイヤモンドもあります。
インドで発見された、光の山という意味のある「コ・イ・ヌール」と呼ばれているダイヤモンドです。
現在はイギリス王室が保管しています。
「コ・イ・ヌールを手にしたものは世界を征服する」という言い伝えがあります。
しかしこのダイヤモンドは、なんと男性が手にすると不幸が訪れると言われており、コ・イ・ヌールを身に着けられるのは、王室でも女性だけなのです。

ダイヤモンドの誕生から、今の価値を見出されるまで

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ダイヤモンドができるまで

最古のダイヤモンドは、南アフリカの鉱山で見つかった、約45億年前に生成されたものと記録されています。
地球が誕生したのが46億年前と言われていますから、ダイヤモンドはほとんど地球の誕生と同じくして生まれたのです。

一番新しいダイヤモンドも実は古く、約1億2000万年前に結晶となったものだそうです。
途方もない年月をかけてダイヤモンドはできあがるのです。ロマンを感じますよね!

長い歴史を持つダイヤモンドですが、技術力が日々向上する現在でも、採掘は決して容易なものではありません。
天然のダイヤモンドが生成される場所は、何と地下140km以上!
しかも、地表近くで人の手によって採掘できる量はごくわずかです。
更には、採掘された原石のうち、宝石として認められるような美しさを持つものは10%程度と言われています。

ダイヤモンドは人の手によって美しく輝く

15世紀ベルギーでは、ルドウィグ・ヴァン・ベルケムという宝石職人が「硬いダイヤモンドは、ダイヤモンドで磨くことができる」と言う研磨技法を発見します。
現代でも形は変わっていますが、ダイヤモンドはダイヤモンドカッターで研磨されています。

しかし、当時のダイヤモンドのカッティングの技術は、現在とは大きく異なりました。
デザインやプロポーションの計算はされず、曇った原石の表面を削り落して、反射を良くする程度のものでした。

それから、時代と共にカット技術は進化を遂げます。
ブリリアントカットの技法が確立してから、ダイヤモンドは他のどの宝石にもない特徴を持った、最も美しく輝く石としての地位を手に入れました。
ラウンドブリリアントカットの原型は、西暦1700年にヴェネツィアで生まれました。
その後、改良の末に1919年に、トルコフスキーが緻密な計算によって導き出した形が、一つの完成形となりました。

ダイヤモンドを最も美しく見せるシェイプがブリリアントカットであることは、今日でも変わっていません。
こういった歴史そのものが、天然のダイヤモンドという宝石に大きな価値を付けているとも言えます。

移り変わるダイヤモンドの産出国

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ダイヤモンドは長い間、インド以外からは産出されませんでした。
「ダイヤモンドといえばインド」と呼ばれることもあったほどです。

18世紀には、当時ポルトガルの植民地であったブラジルでダイヤモンド鉱山が発見されました。
19世紀中頃には、南アフリカでもダイヤモンドが発見されています。
1890年には、カリナンという大規模な鉱山が見つかり、南アフリカが主要産出国としての地位を確立しました。
現在でもアフリカ諸国は、ダイヤモンド産出量で多くを占めています。

インドやブラジルは産出量が減ってしまいましたが、カッティングや宝石取引のハブとして多くのジュエラーが存在しています。

ダイヤモンドが持つのは美しい背景ばかりではない

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「ブラッド・ダイヤモンド」という映画をご存じでしょうか。
レオナルド・ディ・カプリオ主演の本作ですが、ダイヤモンド採掘の黒歴史を感じられる、現実の紛争をテーマとしたフィクション映画です。
この作品の背景には、ダイヤモンドが多く産出されるアフリカ地域での、1980年代から90年代にかけての内戦が関係しています。
内戦が引き起こされた原因の一つが、ダイヤモンドだと言われています。
貧しい国々にとって、ダイヤモンドは非常に重要な資源です。
しかし、内戦時にはダイヤモンドを売り、その資金で兵器を購入するという負の流れが生まれていました。
紛争の資金源となったダイヤモンドを「ブラッド・ダイヤモンド」と呼んでいるのです。

ブラッド・ダイヤモンドの現在

この問題を知ってしまうと、店頭に並んでいるダイヤモンドは大丈夫?と思うかもしれません。

非政府組織(NGO)の活動によって、ブラッド・ダイヤモンドの問題が明るみになりました。
ダイヤモンド業界は問題解決のために国連や各国政府と協力し、紛争ダイヤモンドを市場で取り扱わないための取り組みを、2003年から始めました。
キンバリープロセス認証制度と言います。

現在、世界で流通しているダイヤモンドの99%以上は、紛争ダイヤモンドではありません。
安心してダイヤモンドを手に入れられる環境に変わってきているのです。

安心してお買い求めいただけるように

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ダイヤモンドの価値は、その美しさと共に、深い歴史の裏付けによって定義されています。
その中には、王室や上流階級にも愛されたジュエリーとしての煌びやかな歴史と、紛争の火種となった暗黒の歴史も存在していたのです。

SUEHIROは1945年の創業から、世代を超えて人から人へ温かな心を伝える架け橋として、丁寧なものづくりを心掛けています。
プロのダイヤモンドバイヤーが、品質がよく、そして安全と認めたダイヤモンドを厳選し、リーズナブルな価格で販売しているのもポイント。
お求め安さと確かな品質の両立、それは並大抵のことではありませんが、SUEHIROはダイヤモンドの直輸入を得意とし、長いご愛顧を頂いて実現しています。
安心して、そしてよりよい美しいダイヤモンドをお手元に。
ぜひ店頭もしくはオンラインショップでジュエリーをご覧ください。

SUEHIROの1カラットダイヤモンド
SUEHIROの選べるダイヤモンドネックレス

まとめ

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ダイヤモンドの歴史は長く、その圧倒的な美しさから人々を魅了してきました。
様々な背景を踏まえて、納得のいくダイヤモンド選びができたなら、一生もののジュエリーを手に入れることができるでしょう。
悠久の歴史を感じながら、自分のスタイルや予算に合わせて最愛の逸品を見つけて下さいね!

SUEHIRO ~お電話でのお問い合わせもお気軽に!お待ちしております!~
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