あくまで一般的な平均値であり、実際の価格はデザイン、素材、ダイヤモンドの品質など、多くの要素によって異なってくるわけです。
人に聞いてみるとそれぞれに考え方が違って、実際のところどの価格が自分に合っているかは、わからないかもしれません。
じっくりと検討して、予算や好みに合わせて、自分やパートナーにとって最適な婚約指輪を選ぶことが大切です。

【最新版】首都圏・全国の平均予算

20代の婚約指輪の相場

• 24歳以下:平均30万円
• 25歳～29歳:平均37万円

30代の婚約指輪の相場

• 30～34歳:平均40万円
• 35歳以上:平均45万円

このように全国的に見ても、20代の平均予算は首都圏と同じく、24歳以下では約30万円、25歳～29歳では約37万円となっています。
30代以降でも、30～34歳の平均予算は約40万円、35歳以上では約45万円となっています。

これらの平均予算は、あくまで一般的な指標として捉える必要があります。
個々の予算や好みによって、実際の購入金額は異なることがあります。
重要なのは、予算に合わせてパートナーと相談し、お互いが満足できる婚約指輪を選ぶことです。

【年代別】年齢が上がるほど高額に！？

先程の例にも挙げたように、年齢が上がると、婚約指輪の価格が高くなるようです。
要因としては、以下のようなものが挙げられます。

経済的な安定感の向上

年齢が上がると、経済的な安定感が高まる傾向があります。安定した収入やキャリアの築き上げにより、予算の余裕が生まれることがあります。そのため、より高価な婚約指輪を選ぶことができる可能性があります。

結婚の重要性と意識の変化

年齢が上がると、結婚に対する意識や重要性が変化することがあります。結婚が将来のパートナーシップや家庭の築き上げに関わる重要なステップと捉えられるようになるため、それに見合った婚約指輪を選ぶ傾向があります。

人生経験と価値観の変化

年齢を重ねると、人生経験が増え、価値観も変化することがあります。結婚においても、より深い絆や感謝の気持ちを伝えるために、より高品質で美しい指輪を選びたいと考えることがあるでしょう。

これらの理由から、年齢が上がるほど婚約指輪の価格が高額になる傾向があるのです。ただし、個人の経済状況や婚約指輪への予算の考え方は異なるため、必ずしも全ての人に当てはまるわけではありません。

【年収別】年収と婚約指輪の価格が比例

一般的には、年収が高いほど婚約指輪の価格も高くなる傾向があります。
これは、以下の理由によるものです。

まず、高い年収を得ることで経済的な余裕が生まれます。
収入が増えると、予算的により高価な婚約指輪を選ぶことができる可能性があります。

たとえば、年収が500万円の人と年収が1000万円の人を比べてみましょう。
近年の婚約指輪は「月収1ヶ月分」とも言われていますから、500万円の人は月収約41万円ですので、婚約指輪の価格において月収の一部（例えば月収の1ヶ月分）を予算とする場合、約40万円程度の予算になるでしょう。

一方、1000万円の人は月収約83万円となり、同様に予算とする場合、約80万円程度の予算になることが考えられます。

ただし、年収と婚約指輪の価格は必ずしも一対一の比例関係にあるわけではありません。
婚約指輪に一番憧れている、一生ものだから妥協したくない。
婚約指輪よりも優先したいこと、結婚式、ハネムーン旅行、新婚生活を充実させたい。
個人の経済状況や価値観、優先順位なども考慮されるため、同じ年収でも予算が異なる場合もあります。

重要なのは、相手とのコミュニケーションや共通の予算設定です。

10万円の婚約指輪

10万円の価格帯では、シンプルなデザインや基本的な素材を使用した指輪が一般的です。
シルバーや合金などの素材が多く、小さなダイヤモンドやシンセティックストーンがセットされていることがあります。デザインはシンプルでありながら、愛らしさや華やかさを感じるものがあります。

20万円の婚約指輪

20万円の価格帯では、より高品質な素材やデザインのバリエーションが広がります。
例えば、ゴールドやホワイトゴールドの指輪が選択肢としてあります。
ダイヤモンドのクオリティも向上し、より輝きや透明感があります。
デザインはエレガントで上品なものや、繊細な彫刻が施されたものがあります。

30万円の婚約指輪

30万円の価格帯では、より高品質な素材やダイヤモンドが使われた指輪が一般的です。18Kのゴールドやプラチナ素材が主流であり、ダイヤモンドのクオリティも高くなります。
デザインは洗練されたものや、より独創的で個性的なものが選択できます。

50万円の婚約指輪

50万円の価格帯では、高品質な素材と美しいダイヤモンドが組み合わさった指輪が一般的です。
プラチナや18Kのゴールドが主流であり、ダイヤモンドのカットやクラリティ、カラーに優れたものが選ばれます。
デザインは高級感があり、より繊細で洗練されたものが多くなります。

100万円の婚約指輪

100万円の価格帯では、最高品質の素材とダイヤモンドが使われた贅沢な指輪が選ばれます。最高級のプラチナや18Kのゴールドが使用され、ダイヤモンドも非常に高品質で輝きが際立ちます。ダイヤモンドのカットやクラリティ、カラーにおいても最高水準のものが選ばれるでしょう。デザインは一層豪華で華麗なものや、独創的で目を引くようなものが多くなります。

予算が上がるにつれて、素材の質やダイヤモンドの品質が向上し、デザインの幅も広がる傾向があります。高額な婚約指輪は、より高級感や輝き、デザインの独自性を追求することができます。

「人によって」まったく価値観が異なるのです。
約半数の女性が「婚約指輪の金額はいくらでもいい」と回答しました。
未婚の女性の中には、婚約指輪の相場を知らない人もいるため、金額にはバラツキがあるのかもしれませんね。

実際には「給料の3ヶ月分」と言われるほどの高額な指輪を求める女性は少ないようです。
多くの女性たちは、婚約指輪の価格よりも気持ちのこもり方が重要だと考えています。
婚約指輪は相手が自分と結婚したいと思ってくれていることの証ですから、もらえるだけで嬉しいのです。

ただ「みんながこれを買っているから」という理由で指輪を決めないほうがよいです。
彼女のことを考えてオンリーワンという思いを伝えられるように考えましょう。

金額ではなく、互いの愛情や絆が大切なのですね。
婚約指輪の価値は、ただの金額ではなく、相手からの思いやりや愛情が込められているかどうかによって決まるのです。

昨今はサプライズで箱をパカリと開けて、といったプロポーズはかなり減ってきています。
女性も婚約指輪のデザインの好みがありますので、自分で選びたいと言うのが本音のよう。
迷ったら、どういうものが欲しいか聞いてしまうのも、後々トラブルはないかもしれません。

結婚を考える女性たちの中には、素晴らしい指輪よりも、相手の真剣な気持ちや結婚への意思が大切だと感じている人が多いようです。
価格にこだわらず、相手の気持ちを大切にすることが幸せな結婚への道につながるのかもしれませんね。

ダイヤモンドの品質

ダイヤモンドは4C（カラット、カット、クラリティ、カラー）と呼ばれる基準で評価されます。
カラット数が大きいほど価格が高くなりますし、カットの良さやクラリティ（内包物の有無）の高さ、カラーの透明度も価格に影響を与えます。

ダイヤモンドの品質評価

ダイヤモンドの品質評価は「4C」と呼ばれる要素に基づいて行われます。
以下に4Cを軽く解説します。

カラット（Carat）

カラットはダイヤモンドの重さを表す単位です。
1カラットは200ミリグラムに相当します。一般的には、カラット数が大きいほどダイヤモンドの大きさも増えます。

カラー（Color）

カラーはダイヤモンドの無色透明度を評価する要素です。
GIA（GemologicalInstituteofAmerica）の基準により、DからZまでのグレーディングがあります。
Dが最高の無色であり、Zになるほどやや黄色みを帯びています。

クラリティ（Clarity）

クラリティはダイヤモンドの内部や表面の含み物や傷の有無を評価します。
GIAの基準により、内包物の種類や数、大きさに基づいてフローレス（Flawless）からIncluded（含有物あり）までのグレーディングがあります。

カット（Cut）

カットはダイヤモンドが光をどのように反射し、輝きを生み出すかを評価します。
カットの質はダイヤモンドの輝きや美しさに大きく影響を与えます。
カットの評価は、エクセレント（Excellent）、ベリーグッド（VeryGood）、グッド（Good）などのカテゴリに分けられます。

石の素材と品質

婚約指輪に使用される素材も価格に影響します。
一般的に、プラチナや18Kのゴールドは高級感があり、価格が高くなります。
また、石のサイズや形状、カットの複雑さなども価格に影響します。

デザインと加工技術

婚約指輪のデザインや加工技術も価格に関わります。
より複雑なデザインや緻密な加工が施された指輪は、手間や技術が必要なため価格が高くなります。

ブランドと需要

一部の有名なジュエリーブランドやデザイナーの作品は、そのブランドの知名度や評判によって価格が上がることがあります。
また、婚約指輪の需要やトレンドも価格に影響を与える要素です。

これらの要素が組み合わさり、婚約指輪の価格帯や相場が形成されます。

20代の方のご意見

デザインが大事だと思っていて、シンプル系がいいとのことで、インターネットで比較して選びました。
デザインにこだわって家でもじっくり選べるのはよかったし、彼女らしい指輪に出会えて嬉しかったです！
プラチナの落ち着いた色を選んで、長く付き合えるかどうかも考えて選ぶのがいいと思います。

30代の方のご意見

予算と品質のバランスを取るために、複数のジュエリーショップを回って価格や品質を比較。
予算を少しオーバーしても品質にこだわることで、長く愛用できる指輪を手に入れることができました。
品質には妥協したくなかったので、粘ってみるのもよかったんだなぁと一安心。

40代の方のご意見

どうせなら…と、有名なジュエリーブランドの指輪を選びました。
そのブランドの歴史や評判が信頼できると思ったからです。
ブランドの価値観やスタイルが私に合っていて、そのブランドの指輪を選ぶことで自信を持って結婚に向かえました。
ブランドの指輪は一生ものになると思います。

50代の方のご意見

石の選び方やデザインに家族の伝統や文化を取り入れました。
その意味が私たちの結婚をより特別なものにしてくれます。
オーダーメイドを取り入れて、家族の伝統的な要素をデザインに反映させて、指輪に特別な意味を持たせています。
絆や約束が込められていることが本当の価値だと考えています。

一人で選ぶ場合

サプライズや秘密の演出をしたい場合に適しています。
相手の好みやスタイルをよく知っている場合、自分のアイデアやセンスで指輪を選ぶことができます。
将来のプロポーズのサプライズ感や、自分の愛情や配慮を込めて指輪を選ぶことができます。

二人で選ぶ場合

相手の意見や好みを尊重しながら、一緒に選ぶことができます。
相手のサイズやデザインの好みを直接聞くことで、ピッタリの指輪を選ぶことができます。
互いの意見を出し合いながら、結婚に向けた共同の決断をすることができます。

どちらの方法を選ぶかはカップルの好みや関係性によります。
一人で選ぶ場合は相手へのサプライズや自己表現の機会となりますが、二人で選ぶ場合は相手とのコミュニケーションや共同作業の一環となります。
そもそもサプライズにするか、2人で選びに行くのか、どちらにするかの判断も難しいかもしれません。

「察してよ！」という女性、「言ってくれないとわからない！」という男性、よく両者で喧嘩が勃発しますが、どちらか一方が悪いのではなく、どちらもコミュニケーション不足です。
大事だと思うことは恥ずかしがらずに歩み寄りが大切。
大切なのはお互いの意見や感情を尊重し、特別な思い出となる婚約指輪を選びましょう。

他にはない新鮮な選択肢

婚約指輪は一般的な選択ですが、婚約ネックレスはより個性的で異なるアイデアです。
カップルの独自性や個性を表現するために選ぶ人も増えています。

手元以外の華やかさ

婚約指輪が手元を飾るのに対し、婚約ネックレスは首元を華やかに飾ります。
シンプルめなデザインを選べばファッションに左右されませんし、お仕事やちょっとした外出にも着けていけます。

ユニセックスなデザイン

婚約指輪は一般的に女性向けのデザインが主流ですが、婚約ネックレスは男女どちらでも身につけることができるデザインがあります。
カップルの個別の好みやスタイルに合わせて選ぶことができます。

日常的な使用に適している

婚約指輪は普段使いには少し派手な場合もありますが、婚約ネックレスはより日常的に使用しやすいです。
仕事や日常のアクティビティにも適しており、長く愛用することができます。

予算の節約

一般的に婚約ネックレスは婚約指輪よりも価格が抑えられる場合があります。
予算に制約があるカップルや、他の費用に充てるために負担を減らしたい場合に選ばれることもあります。

サイズが関係ない

ネックレスは言ってみればフリーサイズです。
指のサイズが分からなくとも、今後指のサイズが変わってきてしまったとしても、関係なくつけることができます。

婚約ネックレスは新しいトレンドとして注目されており、婚約指輪以外の選択肢を求めるカップルに人気です。
個性的なデザインや手元以外の華やかさ、ユニセックスな使用など、独自のメリットがあります。
お仕事や家事、育児で指輪を付ける機会が浮かばない…という方なら、ネックレスのほうが汎用性が高いでしょう。
お互いの好みやライフスタイルに合わせて、特別な思い出を作るためのアイテムとして検討してみる価値があります。

• 「婚約指輪を贈られた瞬間、心からの驚きと感動が込み上げてきました。好きなブランドは彼も知っていたのですが、その中でも「これが一番君に似合うと思った！」と一生懸命考えてくれたことが伝わってきて…相手からの愛情や結婚への真剣な思いが伝わり、とても幸せな気持ちになりました。」
• 「婚約指輪をもらったことで、相手との絆や将来への約束がより現実的に感じられます。指輪はただの装飾品ではなく、私たちの愛と結婚への確かなステップアップの証なんだなと思うようになりました。」
• 「婚約指輪を贈ってもらったことで、相手が私との結婚を真剣に考えてくれていることを改めて実感しました。指輪はいつでも身につけることができる特別な宝物であり、その価値と意味に心から感謝しています。」

このように、婚約指輪をもらえるだけでとても嬉しい！という気持ちはみなさん共通しています。
ただ、嬉しいけれど！もうちょっとこうしてほしかった！という意見もあるようです。

• 「婚約指輪をもらったけれど、個人的な好みやスタイルとは全然合わないデザインだったため、少し複雑な気持ちになりました。私の好きなものとかまったく興味がないのかなと。相手の思いは嬉しいけれど、自分が身につけることになるものだからこそ、もう少し相談してほしかったなと思います。」
• 「婚約指輪をもらって、幸せな気持ちも感じるけど、指輪は使いづらいので身につける予定がない。高いものをもらってしまって、反対に負担や不安を感じてしまった。婚約ネックレスにすればよかった。」
• 「ブランドものが欲しかった。一生に一度のものなので。」
• 「品質が良くて、同じ値段でも石が大きいダイヤモンドが欲しかったので、ブランドの婚約指輪じゃなくてよかった。」

女性によっても意見が変わるところですので、難しいですが、このように様々な意見があります。

婚約指輪の品質やデザインは予算に応じて異なります。
高額な指輪は素材や石の品質にこだわりがありますが、予算に制約のある指輪でも魅力的な選択肢があります。

婚約ネックレスも人気であり、個性的な選択肢として注目されています。
手元以外の華やかさや日常的な使用に適している点がメリットとして挙げられます。

婚約指輪や婚約ネックレスは価格よりも相手からの愛情や結婚への意思表示が重要です。
価値は金額ではなく、お互いの思いや絆を表す特別な象徴として大切にされるべきです。