人工ダイヤモンドって、どのくらいの価格帯で購入できる？相場は？

人工ダイヤモンドとは、天然のダイヤモンドと同様の性質を持つ、人工的に作られた鉱石。
合成技術の進歩により、天然ダイヤモンドと見分けがつかないような高品質のものが生産されています。
ここでは、人工ダイヤモンドがどのようなものかをご紹介いたします。

人工ダイヤモンドとは、そもそもどんなもののこと？

人工ダイヤモンドとは、天然のダイヤモンドと同様の性質を持つ、人工的に作られた鉱石のことです。
天然のダイヤモンドは、地球の奥深くにて、非常に長い年月をかけて生み出されたもの。
だからこそ希少価値があり、また採掘するのにも手間がかかります。

人工ダイヤモンドは、研究室や製造所にて作成が可能です。生成までの期間も、数日から数週間程度と非常に短期間となっています。
合成技術の進歩により、天然ダイヤモンドと見分けがつかないような高品質の人工ダイヤモンドが生産されています。
ダイヤモンドには模造品が多く、よく似た見た目のストーンを使ったジュエリーがたくさん流通しています。
フェイクダイヤモンドがダメというわけではなく、代替品としてカジュアルに楽しむアクセサリーと割り切って使う分にはとても良い品ではありますが、違ったという事態だけは避けたいものです。

人工ダイヤモンドの歴史は？いつから注目されるようになった？

人工ダイヤモンドの歴史は、20世紀初頭に遡ります。
1902年には初めて合成ダイヤモンドが作られましたが、初期の人工ダイヤモンドは天然ダイヤモンドと比べて質が劣っていたため、一般的には注目されませんでした。
しかし、後に高温高圧法を用いた合成法が開発され、高品質の人工ダイヤモンドが生産されるようになりました。
現在では、人工ダイヤモンドはジュエリーや工業用途などに広く利用されており、天然ダイヤモンドと同様に高級感を演出することができます。

人工的にダイヤモンドを生み出す技術は、非常に高まってきています。肉眼では、天然石との見分けがつかないほどに美しい合成ダイヤモンドも登場しています。

2018年5月には、世界のダイヤモンド市場を制してきたデビアス(DEBEERS)社が、宝飾用の合成ダイヤモンドを発売開始するというプレスリリースを発信しました。
ジュエリー市場におけるダイヤモンドの流れが、非常に大きく変わりつつあります。

人工ダイヤモンドの種類はどんなものがある？その特徴と価格は？

人工ダイヤモンドにはいくつかの種類があります。

模造ダイヤモンド

模造ダイヤモンドは、様々な素材を用いて人工的に作られている石。
模造ダイヤモンドで有名なのは「スワロフスキー」です。
スワロフスキーは、クリスタルガラスをスワロフスキー社独自の特殊な技術でカットし、ダイヤモンドのような見た目に成形したものです。
現在では安価なアクセサリーの他に華やかなパーティ用のコスチュームジュエリーとしても使用されています。

模造ダイヤモンドは実は19世紀初頭にはじまり、現代に至るまで長い歴史があります。
天然石ではありませんが、アクセサリーとして人気があるのです。

合成ダイヤモンド

合成ダイヤモンドは、天然石であるダイヤモンドを、人工的に生成したものです。
なんと、合成ダイヤモンドは成分も見た目も天然ダイヤモンドと同じというから驚きです。
天然ダイヤモンドは何億年かけて圧縮されますが、合成ダイヤモンドは工場にて数週間ほどでできあがります。
価格は天然石の半分以下と、安価で入手しやすいので、納得して購入するならとてもお得とも言えます。

実際のところ、合成ダイヤモンドには価値は付けられませんので、ファッションとして楽しむという目的ではおすすめです。

人工ダイヤモンド

人工ダイヤモンドとは、宝石の代替品として作られた安価な石です。
イミテーションとも呼ばれ、模造ダイヤモンドと同じように様々な原料を用いて、人工的に製造されています。

低価格帯のアクセサリーに使用します。
キュービックジルコニアやモアサナイトが有名です。

ダイヤモンドの代替品の中でもっともポピュラーに出回っています。
ダイヤモンドの500分の1ほどの価格とも言われており、アクセサリーなどは破格の価格で販売されています。

残念ながらキュービックジルコニアの大きいものは安っぽさが感じられますが、小さいサイズのジルコニアはダイヤモンドとよく似ており、一瞬見た感じは区別がつきません。
キュービックジルコニアよりさらにダイヤモンドに似ていると言われているのがモアサナイトです。
石の硬度、光の屈折率がダイヤモンドに近いため、輝きも十分。
完全に人工的に作ることができますので、コンフリクトフリーストーンとしてSDG’sの観点から注目されています。

このような人工ダイヤモンドは、ジュエリーや工業用途などで広く利用されています。

そもそもの成分の異なる模造ダイヤモンドの価格は、サイズ、質、ブランドなどによって大きく異なります。
一般的に、天然ダイヤモンドと比較しても数百分の1程度の価格となります。
例えば、1カラットの天然ダイヤモンドが数万ドルから数十万ドル程度である場合、同じサイズの人工ダイヤモンドは数百ドルから数千ドル程度となります。
天然ダイヤモンドと比較すると、安価で購入することができます。
ブランドやデザインなどにも左右されますが、天然ダイヤモンドの5割～7割の価格が目安です。

同じ値段でも、ラボグロウンダイヤモンドであれば、よりカラット数が大きく、より不純物の少ないものが手に入るでしょう。
ただし、人工ダイヤモンドも技術の進歩に伴い、高品質なものも多く生産されており、高級感のあるジュエリーに使用されることもあります。
また、人工ダイヤモンドは環境やエコに配慮することができるなど、メリットもあると考えられています。

天然ダイヤモンドの品質を決める「4C」という基準を知ろう！

天然ダイヤモンドの品質を決める「4C」は、カラット(Carat)、カラー(Color)、クラリティ(Clarity)、カット(Cut)の4つの要素を指します。これらの要素は、天然ダイヤモンドの価値や美しさを決定する重要な因子となります。

カラット：ダイヤモンドの大きさを示します。1カラットは0.2グラムです。
カラー：ダイヤモンドの色を示します。無色から黄色まで様々な色がありますが、無色が最高の評価とされます。
クラリティ：内部または表面の入り穴や斑点などの不純物を示します。不純物がないほど高い評価となります。
カット：ダイヤモンドのカット方法によって、光を反射し美しさを引き出すことができます。カットが美しいほど高い評価となります。

このような4C要素を評価して、天然ダイヤモンドの価値や美しさを決定することができます。

【ダイヤモンド選びの基礎知識】ダイヤモンドの評価基準4Cとは？

SUEHIROでは、天然ダイヤを用いた安くて高品質なジュエリーを安心してお買い求めいただけます！

合成ダイヤモンドと天然ダイヤモンド、両者が同じ条件で並べられていたら、多くの人は天然石に興味を抱くのではないでしょうか。
たとえその構造は同じであっても、天然石ならではの歴史にロマンを感じる方は多いはずです。

天然ダイヤモンドを購入する際に気になるのが、価格と品質だと思います。
ダイヤモンドはどうしても高品質になればなるほど高額になりますが、仕入れの仕方によって価格を抑えることができます。
SUEHIROでは海外からダイヤモンドを直輸入。
中間業者を通さずに仕入れていますので、品質の高いダイヤモンドであっても大幅にコストカットできるのです。

天然ダイヤモンドは地層深くの高温や高圧によって形作られ、非常に耐久性が高く、堅牢なジュエリーを作ることができます。
更には、独特の輝きや風合いがあり、長期間も美しさを保つことができます。

ダイヤモンドの輝きは一生ものですが、ジュエリー自体にはメンテナンスも必要です。
石を留める金具にゆるみがないか、体型の変化でサイズを変更するなど、メンテナンスは必要です。
その時に頼れるショップがあることは必須です。

SUEHIROは創業80年の老舗、安心感が違います。

まとめ

人工ダイヤモンドとは、ダイヤモンドの代わりとして、人の手によって工場で生産されるストーンの事を指します。
かつてはキュービックジルコニアやモアサナイト、そしてスワロフスキーのように、天然ダイヤモンドを構成するカーボンとは異なる物質を使用して作られていました。
素材自体が異なるので、何倍にも安価に作ることができ、低価格のアクセサリーとして十分な石でした。

一方で、天然ダイヤモンドと同じ成分で作られる合成ダイヤモンドも登場しました。
本格的に販売が開始したのは2018年ごろから。
鑑定機関以外では測定することができないダイヤモンドで、安価な素材ではないため、天然ダイヤモンドの半分程度の価格はします。
キュービックジルコニアなどと比べると高額ですが、選択肢の一つとして考えられるでしょう。
しかし歴史的価値、鉱物的価値はラボグロウンダイヤモンド(工場製のダイヤモンド)にはまったくありません。

特別なジュエリー、今後も資産価値となるジュエリーを購入したい場合には、これからも天然のダイヤモンドの存在は大きいのです。