ダイヤモンドという宝石とはどんなもの?原石から宝石に変化するまで

ダイヤモンドという宝石とはどんなもの?原石から宝石に変化するまで

ダイヤモンドは炭素のみで構成された鉱物です。
採掘時の原石の姿は鋼鉄のような鈍い銀色をしていますが、磨くと無色透明の唯一無二の輝きを持つ石に変身します。
地球上で最も硬く、天然資源の掘削や工業用のカッティングや研磨材としても使われています。

そもそもダイヤモンドとはどんな宝石?

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ダイヤモンドは炭素のみで構成された鉱物です。
採掘時の原石の姿は鋼鉄のような鈍い銀色をしていますが、磨いていくと無色透明の唯一無二の輝きを持つ石に変身します。
地球上で最も硬いと言われていて、ジュエリーとしてだけではなく、天然資源の掘削や工業用のカッティングや研磨材としても広く使われています。

色は無色透明で、あるほど高額で取引されるのが一般的ですが、カラーダイヤモンドと呼ばれる色付きのダイヤモンドも希少で価値の高いものとして取引されています。
カットされたダイヤモンドは特殊な形状をしており、高い屈折率と分散率で他の宝石では味わえない、独特のきらめきの強さを見ることができます。

ダイヤモンドの特徴

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ダイヤモンドの産地

ダイヤモンドの産地と言えばアフリカ大陸というイメージがあるかもしれません。
実は産出地は意外と多く、世界20か国から、年間総産出量1億カラット以上が産出されています。

産出量が多いのは、

  • 1位:オーストラリアのアーガイル鉱山
  • 2位:コンゴ民主共和国のミバ鉱山/ムブジ・マイ鉱山
  • 3位:ボツワナのジュワネング鉱山/レトルハカン鉱山/オラパ鉱山
  • 4位:ロシアのウダチナヤ鉱山/ジュビリー鉱山/ミールヌィ鉱山
  • 5位:南アフリカのキンバリー鉱山/プレミア鉱山/フィンシェ鉱山

ジュエリーに使われるような良質なダイヤモンドがとれると名高いのはボツワナのジュワネング鉱山です。

誕生石としてのダイヤモンド

誕生石とは、12星座にまつわる12ヶ月の誕生月に宝石をあてはめた、自分の誕生月の石を持っていると幸運をもたらすとされるお守りのような存在です。
ダイヤモンドは4月の誕生石です。
結婚指輪や特別な日にプレゼントしたいジュエリーを購入されるなら、誕生石を取り入れるのも素敵です。
ダイヤモンドの透明感ある純真な輝きは、人間関係を改善してくれる宝石とも言われています。

ダイヤモンドの歴史

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ダイヤモンドの歴史はインドから始まりました。
古代紀元前4世紀頃にインドで発見されたダイヤモンドは、当時から装飾品の飾りとして使われていました。
ダイヤモンドは硬い鉱物と当時の人々も理解していたようで、戦へ赴く男性の戦勝祈願のお守りとして、何物にも傷を付けることができないダイヤモンドが選ばれたようです。

それから1725年までの主な産地はインドでしたが、1867年にはアフリカにて大規模な鉱脈が発見されました。
全世界で採掘ブームが起き、ダイヤモンド産業は発展していきます。
ダイヤモンドの始まりは裕福な人や王族の間のみで取引されてきました。

しかし、大規模な鉱脈が発見されたことにより、供給量が増えて、ダイヤモンドカットの総本山と言われるベルギーなどを筆頭に研磨技術も進化していきました。
ジュエリーとしてのダイヤモンドが一般にも広がっていきました。

ダイヤモンドの品質

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ダイヤモンドの品質は価格にも影響します。
ジュエリーとして取引されるダイヤモンドの評価は、アメリカ宝石学会(GIA)が制定した4つの基準、4Cによって定義されています。

カラー

ダイヤモンドの色を示す評価基準が「カラー」です。
無色透明なものほど価値が高くつけられて、最高グレードのDカラーからZカラーまで全23段階で評価されています。
Dカラーはダイヤモンドの頭文字のDからとられています。

カット

ダイヤモンドのカットした姿を評価基準とした「カット」です。
磨き上げた仕上がりや、形が統一されて対称であるか、全体のプロポーションが美しいかを総合して5段階で評価されます。

クラリティ

ダイヤモンドの透明度を評価基準とした「クラリティ」です。
ダイヤモンドは天然の鉱物ですので、完全に不純物も欠点もないというものの方が稀です。
クラリティは不純物が少ないものほど価値が高く、全11段階で評価されます。インクルージョン・傷なしを認める「フローレス」が最高グレードですが、これはピンセットでダイヤモンドをつまんだだけでグレードが落ちる可能性があるもので、希少なため一般の市場ではほぼ流通することがありません。

カラット

ダイヤモンドの重さを評価したものが「カラット」です。
1カラットは0.2グラムです。
カラット数が大きいほど希少性が高くなり、価格も上がります。
等倍で価値がつけられるわけではなく、1カラット以上の大粒のダイヤモンドからはワンランク上として取引されます。

【ダイヤモンド選びの基礎知識】ダイヤモンドの評価基準4Cとは?

ダイヤモンドの種類

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カットの種類

王道のラウンドブリリアントカット

ダイヤモンドのカットにも種類があり、カットによって見た目と、輝き方にも個性ある魅力を感じることができます。
婚約指輪などでよく見るダイヤモンドと言えばこのカタチ!という王道のカットは、「ラウンドブリリアントカット」と呼ばれています。
石の輝きを最大限に引き出してくれるように、工学的に計算されたフォルムをしています。
宝石の中からあふれ出すような独特の輝きはラウンドブリリアントカットならではと言えます。

ユニークなカットたち

長方形の角を落とした、エレガントさを感じるエメラルドカット。
四角形のスクエアが均整の取れたプリンセスカット。
雫型のティアドロップカット。
ハート型のファンシーハートカット。

それぞれに魅力があり、カットについての選択はお好みになります。
ただし、4Cを表記した鑑定書が付いてくるのはラウンドブリリアントカットのみです。
必要とされる方にとってはラウンドブリリアントカットが最適となります。

カラーダイヤモンド

ダイヤモンドにはピンク、ブラック、イエロー、ブルーなど色付きのものがあります。
婚約指輪のメレダイヤでよく見られるのはピンクダイヤモンドです。
優しく愛らしいピンク色が特徴で、色が濃く明るいピンクほど評価されます。
透明なダイヤモンドよりも産出量が少ないため、希少とされています。
男性のジュエリーでよくみられるブラックダイヤモンドはファッションジュエリーのお供です。

天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンド

1955年アメリカのゼネラル・エレクトリック社にて、天然ダイヤモンドと同じ「炭素」の結晶でできたダイヤモンドの人工的な合成に成功しました。
ダイヤモンドは工業素材としてもその利用価値は高いため、多くの需要があります。

じきにジュエリーにも使えるような高品質で粒も大きいダイヤモンドも作れるようになりました。
ダイヤモンドの合成方法は2種類。
1つ目は、天然ダイヤモンドが地中で生成される環境に近い高圧力な状態を作り出し、炭素をダイヤモンドにする方法です。
2つ目はメタンガスなどの気体にレーザーを照射して炭化水素からダイヤモンドを作る方法です。
人工の合成ダイヤモンドは、いつかは採掘しつくしてしまうかもしれないという危機感を持った天然のダイヤモンドよりも手軽に利用できる印象はあります。

しかし天然のダイヤモンドは約20億年前の地中深く時を超えて生成されてきたという歴史もありますし、そして今後の埋蔵量は増えることがないためより希少性は高まっていきます。
記念やプレゼントのギフトとして、合成ダイヤモンドは不向きかもしれません。

その他のフェイクダイヤモンドとしては、キュービックジルコニアやスワロフスキーなどが有名です。
こちらは炭素ではなくガラスなど全く別の成分でできていています。
見た目だけがダイヤモンドと似ているという点と、合成ダイヤモンドよりも更に更に価格が安く済むので、カジュアルなアクセサリーやコスチュームジュエリーに採用されます。

どれが優れていて、どれが悪いというよりは、用途やどこに価値をつけるかによって最適なものが変わると思います。
性質を理解してショッピングを楽しみましょう!

ダイヤモンドの持つ意味

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名前の由来

ダイヤモンドの名前の由来は、ギリシャ語で「無敵」「征服されない」を意味する「Adamas(アダマス)」です。
ダイヤモンドは硬さや輝きから屈強さ強さの象徴として扱われ、輝きはシールドとなり、かつては守護石として見られていました。

石言葉

ダイヤモンドの石言葉は「変わらぬ愛」「純愛」
ブライダルジュエリーにピッタリなイメージです。
また透明感ある美しさから「清浄無垢」「純潔」といった意味も。
邪悪なものを追い払い、身に着けるものを厄災から守るという側面もあります。

ブライダルとしての意味

先ほども触れましたが、ダイヤモンドが婚約指輪・結婚指輪に選ばれる理由は、ジュエリーとしての華やかな輝きと、地球上で一番と言われる硬さのイメージが「永遠の愛と固く結ばれた絆」の象徴となっている為です。
ダイヤモンドの希少性も特別な日に着けたいジュエリーにふさわしいでしょう。

ダイヤモンドの相場

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日本でダイヤモンドを購入する場合、世界情勢が大きく影響します。
日本で購入できるダイヤモンドは、すべて海外から輸入されるからです。
昨今は感染症や戦争など、世界的に不安定な情勢が続いています。
ダイヤモンドの価格推移も歴代に比べ測りづらいと言われています。

ダイヤモンドの相場に影響を及ぼす最も大きな要素は外国為替相場。
円高になった場合、ダイヤモンドは安くなります。
円安になった場合、ダイヤモンドは高くなります。

購入を検討するのであれば、円高のタイミングがベストと言われています。
では円安の時期に購入してはいけないのかと言われればジュエリーの場合一概にも言えません。
ダイヤモンドを売却する場合、反対に円安のタイミングを狙う方もいます。

またダイヤモンドの相場を決める大きな基準のもう一つがが、デビアス社です。
デビアス社とはダイヤモンドの加工や流通に携わっている老舗の採掘会社。
世界に流通している宝石の多くはこの会社が需要と供給に応じて調整しています。

社会情勢に関しては2020年から2022年にあたってはコロナウイルスの影響により、ダイヤモンドの採掘が人員不足で難しく、生産量と供給量が不安定になりました。
ダイヤモンドの価格は一時的に急落しているのが現状です。
しかし日本でダイヤモンドを購入するなら、円安にも注目が必要です。
世界的に一時ダイヤモンドの価格は下落するも、日本では円安で輸入が難しいですから、高騰する要素もあるというちぐはぐな状況です。
またアフターコロナではダイヤモンドの需要が増えてきましたら、もっとダイヤモンドの価格も上がるとの試算もあります。

ダイヤモンドジュエリーに関しては、販売店のマージンが価格に大きく影響してきます。
煌びやかなジュエリーは世界的に憧れと夢の存在です。
店舗維持経費やテナント料、人件費、広告料、そしてブランド料など、一般的な店舗と比べてもなかなかの経費がかかります。
そうしたマージンもジュエリーには含まれています。
もちろんダイヤモンドの質によって価格は推移しますが、それだけで販売価格が決められるわけでもないのが、ダイヤモンドジュエリーの難しいところです。

まとめ

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ダイヤモンドとはどのような宝石なのか?
ダイヤモンドの新技術や、価格はどのように決められているのか?

など、様々なダイヤモンドの動向についてお話ししました。
美しいダイヤモンドには理由があり、そして特別な存在としてこれからもジュエリー界に君臨し続けることでしょう。
ダイヤモンドジュエリーの購入で迷いましたら、6万点のジュエリー点数を誇り、ダイヤモンドの直輸入で徹底的なコストカットを実現したSUEHIROへ!

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