値上がり?値下がり?世界と時間と共にダイヤモンドの価値は変動する
世界情勢の影響でダイヤモンドが値上がりするなら、価格が上がる前に資産価値としてジュエリーとして良い物を買っておきたい!
と思う方もいますよね。
ジュエリーショップを見ても変わらないように見えるけれど、これからどうなの?
そんな疑問にお応えします!
ダイヤモンドは値上がりする?いつ買うとベスト?
世界情勢の影響を受けて、物価が値上がりしている昨今。
ダイヤモンドのような宝石の価格も高騰するのでは……と危惧する声が高まっています。
ダイヤモンドが値上がりするなら、価格が上がる前に、資産価値としてジュエリーとして良い物を買っておきたい!と思うことでしょう。
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SUEHIROの1カラットダイヤモンド
SUEHIROの選べるダイヤモンドネックレス
ダイヤモンドと世界情勢の関係性
ダイヤモンドジュエリーが販売されるまで
ダイヤモンドは天然資源、ガソリンの相場と似ているところがあります。
採掘する企業が市場の需要にあわせて供給量を管理していて、ダイヤモンドの原石価格が適切になるように調整されています。
現在、ダイヤモンド原石は、名前を聞いたことがあるかもしれませんが、デビアス社が統括しています。
デビアス社の意向でダイヤモンド原石の価格は決められている、と言っても過言ではありません。
その後、ダイヤモンドはカッティングされ、ジュエリーに取り付けられるような美しいプロポーションを手に入れます。
流通過程では、それぞれにマージンが加算されていきます。
シンプルにまとめても、原石業者、ダイヤモンドカッティング業者、日本へ輸入する商社、最終的な価格は小売店舗で決まります。
一般的な店舗のジュエリー価格は、一次卸、二次卸メーカーなどの更に多くの中間業者を挟むことが多いです。
情勢不安とダイヤモンド
日本でジュエリーを購入すると、海外の数多くの企業を通じてダイヤモンドが届けられることになります。
ダイヤモンドの原石はデビアス社が管理していますので、よっぽどのことがない限りは価格は安定します。
しかし、昨今の感染症には耐えられなかったようです。
世界的に外出を控える動きが出たことで、需要が一時的に激減。
そして極め付けは、ダイヤモンドを採掘する人材不足に陥りました。
需要と供給のバランスをとることが難しくなり、結局ダイヤモンドの価格は下落してしまいました。
ただし、今後アフターコロナということで急激に需要が増え始めるという展望もあり、ダイヤモンドの価格動向から目が離せません。
だからと言って、目に見えてダイヤモンドジュエリーの価格が安くならないのは、日本の場合は円安も大きいです。
円安ですと、輸入製品の価格が高くなってしまいます。
円安は海外の情勢不安からも来ていますから、世界情勢を知ることもダイヤモンド購入には必要な知識です。
これまでのダイヤモンドの価格変動
ダイヤモンドといえばジュエリーですが、金やプラチナのように資産価値としても考えられています。
ダイヤモンドの価格を決める第一歩は、需要と供給のバランスです。
ロシアやオーストラリア、アフリカ諸国などで多く採掘されるダイヤモンドは天然の資源。
無限に湧き出ることはなく、いつかは枯渇してしまうかもしれないものです。
実際に徐々に採掘できる量が減っているという話もあります。
では実際に、ここ10年程度はダイヤモンドの価格はどのように推移していたのでしょうか。
婚約指輪として人気の高い0.3カラットと、ダイヤモンドジュエリーの一つの指標となる1カラットを見ていきましょう。
0.3カラット
2009年
- IFカラーDのダイヤモンド→83,000円
- VS1カラーFのダイヤモンド→60,000円
- SI2カラーHのダイヤモンド→43,000円
2012年
- IFカラーDのダイヤモンド→98,000円
- VS1カラーFのダイヤモンド→66,000円
- SI2カラーHのダイヤモンド→50,000円
2015年
- IFカラーDのダイヤモンド→99,000円
- VS1カラーFのダイヤモンド→66,000円
- SI2カラーHのダイヤモンド→57,000円
2018年
- IFカラー:Dのダイヤモンド→103,000円
- VS1カラー:Fのダイヤモンド→70,000円
- SI2カラー:Hのダイヤモンド→62,000円
2022年
- IFカラー:Dのダイヤモンド→127,000円
- VS1カラー:Fのダイヤモンド→66,000円
- SI2カラー:Hのダイヤモンド→42,000円
1カラット
2009年
- IFカラー:Dのダイヤモンド→1,240,000円
- VS1カラー:Fのダイヤモンド→797,000円
- SI2カラー:Hのダイヤモンド→424,000円
2012年
- IFカラー:Dのダイヤモンド→1,280,000円
- VS1カラー:Fのダイヤモンド→810,000円
- SI2カラー:Hのダイヤモンド→500,000円
2015年
- IFカラー:Dのダイヤモンド→1,490,000円
- VS1カラー:Fのダイヤモンド→909,000円
- SI2カラー:Hのダイヤモンド→584,000円
2018年
- IFカラー:Dのダイヤモンド→1,610,000円
- VS1カラー:Fのダイヤモンド→940,000円
- SI2カラー:Hのダイヤモンド→620,000円
2022年
- IFカラー:Dのダイヤモンド→2,190,000円
- VS1カラー:Fのダイヤモンド→1,020,000円
- SI2カラー:Hのダイヤモンド→560,000円
2018年までは、ダイヤモンドの価格は比較的安定していたことが分かりますが、その中でもじりじりと価格は上昇しています。
これは天然資源らしい結果と言えるでしょう。
しかし、世界的情勢不安の続く2022年には、ダイヤモンドの価格が安定していません。
ダイヤモンドのグレードの低く、カラット数も小さいものは価格が下落していますが、その反対でグレードが高く、カラット数が1カラットと大粒で、資産保全として持たれる方も多いダイヤモンドは軒並み価格が高騰しています。
値上がり期待がこれから大きい
ダイヤモンドの価格の変動について見てみると、徐々に上昇しています。
そして、情勢不安になるほど、富裕層を中心に資産の一部として買い占められていることも見えてきました。
投資の対象として、ダイヤモンドは取引されることもあるのです。
2020年から2022年は、コロナの影響で世界的にダイヤモンドの採掘がそもそもできないという事態に陥りました。
結果としてダイヤモンドの供給量が不安定になり、価格が不安定に。
更に外出できないという事でジュエリーの需要が減っていたことも重なって、ダイヤモンドの価格は下落しました。
これからアフターコロナになれば、これまでため込んだ需要が一気に増え、また供給も正常になり、ダイヤモンドの価格は高騰するとの試算もあります。
ますます高値になるダイヤモンドジュエリーは今が買い時?
ファッションアイテムとして扱われてきたダイヤモンドは、その希少性から来る価値にもスポットライトが当てられてきています。
富裕層を中心に投資の対象にもなっており、ますますニーズが拡大しています。
ニーズが高ければ、価格も高騰するのは真実です。
ダイヤモンドジュエリーは特に購入するならば、ダイヤモンドの価格が高騰前にした方が賢明です。
高騰前に購入できれば同じ予算でも条件の良いダイヤモンドを手に入れることができます。
ダイヤモンドジュエリーを満足に生産できない現状がありますが、混乱が収束した時、爆発的に価格は高騰します。
購入するならば、安値で購入できる今が狙い目かもしれません。
もちろん日本で購入される場合には、円安も絡んできますから一概に言えません。
しかし、グレードの高いダイヤモンドは確かに採掘できる量も減ってきています。
満足のいく、美しいジュエリーのためのダイヤモンドが欲しいと思っているなら、迷っていると損に繋がることもあります。
ダイヤモンドを資産運用とする注意点
ダイヤモンドやジュエリーは、価値が非常に高いものです。
ダイヤモンドは有限であるとはいえ将来的にも安定した価格を維持することが期待でき、なおかつ金の延べ棒のように重量があるわけでもなく、持ち運びもしやすいという利点があります。
また、ダイヤモンドの価値を保証する機関が世界にあるように、明確な価格の認定方法が既に整備されているのも強いです。
国際的に評価があると保証をすることによって、全世界で高い価値を維持しています。
保有して資産を保全する分には最適でしょう。
しかし、資産運用の対象としてどうかと問われるとわかりません。
ダイヤモンド自体の価格は管理されていますから安定しており、アフターコロナで高騰するかもという期待はありますが、その他資産運用の方法と比べるとぱっとしないかもしれません。
ダイヤモンドをジュエリーに加工して販売できれば付加価値で更に高値で売ることはできますが、一般の方は難しいです。
運用を考えるならばダイやモンドでなくともよいかもしれません。
ダイヤモンドは、古来から戦時下や災害には強いとして大切にされてきた経緯もあります。
どこかへ逃げる・移動する、そういったアクションが必要な場合、ゴールドは重すぎて運ぶのが困難です。
「ダイヤモンド商といえばユダヤ人」と耳にしたことありますでしょうか?
これは、彼らが戦争が起こった際に、宝石を身に着けて隠して持ち運び、逃げられるようにという意図がありました。
宝石の類は、実のところ本当に未曽有の最悪の状況の際に役に立ちます。
その中でもダイヤモンドが選ばれるのは、売買しやすいからです。
日本でも、今は災害などいつ何時起こってもおかしくはない状況であると言われています。
ダイヤモンドをルースの状態ですぐに持って出られることは、ひょっとしたら身を助けてくれるかもしれません。
ダイヤのような輝きが欲しければ「キュービックジルコニア」を選ぶのもアリ!
人工石でも光の分散率が高く、色合いの豊かなダイヤモンドに似た形をしたものがキュービックジルコニアです。
光の分散率によって生まれる7色の虹の輝きは「ファイア」と呼ばれますが、キュービックジルコニアはかなり美しいファイアを見ることができます。
内側から湧き出るようなキラキラした輝きはダイヤモンドでなければ味わえませんが、普段使いのファッションジュエリーとして使う際、キュービックジルコニアも一つの選択肢としておすすめです。
キュービックジルコニアの値段とダイヤモンドの値段では100倍以上の差がつくこともあります。
ダイヤモンドよりも安価なので、より気軽に身に着けられるアイテムです。
人工ダイヤモンド
人工ダイヤモンドは、ガラスなどでダイヤモンドに似せて作ったキュービックジルコニアとは全く別物。
本物のダイヤモンドと同じ成分で人工的に圧力をかけることで生成されたものです。
そしてもちろん、人工物であるため無限に作り出せるというところから、希少価値は天然のものよりも低くはあります。
これは真珠も似たような経緯をたどっているので、見てみましょう。
世界で初めて、日本で御木本幸吉(みきもと こうきち)が、真珠の養殖に成功しました。
ヨーロッパの宝石商から批判を受け「養殖真珠は偽物」といった裁判も当初はありました。
しかし、1924年にパリで裁判に勝訴したことを機に、養殖真珠は宝石として世界に認められました。
真珠と同じことが今後ダイヤモンドでも起こらないとは言い切れません。
どのように買うのがおすすめ?
ダイヤモンドの価格は、かつては安定していました。
しかし、昨今の状況は特殊で、ダイヤモンドの価格はこれからも上がり続けるという予想をよく聞きます。
ダイヤモンド業界で供給を管理している為、安定している一方で、一度高い価格になるとそれが継続する傾向もあります。
そして、昨今は円安です。
これから婚約指輪を買おうという若い世代の方は、特にインフレを経験したことがないでしょう。
「良いものがあったら早めに買う」という感覚は古臭いと思うかもしれませんが、これからもっと重要になるという確信もあります。
新型コロナの感染が拡大した時には、ダイヤモンドの需要が急落し価格が下落したり、ダイヤモンド鉱山の人材不足で販売が凍結され、ダイヤモンドの価格が高騰したりしました。
また、大規模なダイヤモンド鉱山をもっている国で戦争が起きれば、ダイヤモンドの供給が減り、ダイヤモンド業界全体に大きな影響を与えます。
複雑な世界情勢が長引くことで、ダイヤモンドの供給の減少や、価格の高騰などが懸念されます。
グレードのよいダイヤモンド・大粒のダイヤモンドを買いたい場合、今のうちに購入しておくと良いかもしれません。
SUEHIROのダイヤモンドネックレス
SUEHIROのダイヤモンドリング
SUEHIROのダイヤモンドピアス
まとめ
ダイヤモンドの価格相場は、正直なところコロナによって大きく変わりました。
しかしこれからはまた盛り返し、大きく変化する可能性が高いとも言えます。
滞っていたダイヤモンドの需要と供給が活性化するなら、価格はかなり高騰していきます。
ダイヤモンドは年々良質なものや、大粒なもの、そして全体の供給もだんだんと減少しつつあります。
天然資源ですからいつかはなくなる可能性の高いもの。
早め早めの準備が大切です。