第1位：ソリティア

リング中央にダイヤモンドを施した、シンプルな婚約指輪です。
ダイヤモンドの美しさが最も引き立つと言われるデザイン。
立て爪でダイヤモンドを持ち上げ支えるものと、立て爪なしでダイヤを埋め込む埋め込みタイプの2タイプがあります。

第2位：サイドメレ

中央ダイヤの左右に細かいメレダイヤを施した婚約指輪です。
ダイヤ同士の反射で、中央ダイヤの輝きをより引き立たせ、ダイヤサイズをより大きく見せる効果も得られます。

第3位：エタニティ・ハーフエタニティリング

リングの半周（ハーフエタニティ）・全周（エタニティリング）に同サイズのダイヤモンドを敷き詰めた婚約指輪です。
エタニティリングは、そのデザインから「婚約指輪としては不向きでは？」という意見もありますが、ダイヤがとぎれることなく並んでいるため、「永遠の愛の象徴」とも言われるデザインです。
また、エタニティリングはリングの凹凸が少なく使いやすいため「ファッションリングのように、日常使いできる婚約指輪にしたい」という方からも高い支持を集めています。

1) 彼女の希望デザインをさり気なく確認

• 彼女の友人から憧れの婚約指輪のデザインを聞き出してもらう
• カジュアルな指輪を購入する際に、婚約指輪デザインについて話を振るなど

など、下調べができるとより安心です。
特定の婚約指輪デザインに憧れのある女性も多いため、できるだけ希望のデザインになるよう大枠を把握しておくと選びやすいです。

2) できるだけシンプルなデザインを選ぶ

彼女からデザインに関するリクエストのある場合を除いては、できるだけシンプルなものがおすすめです。
シンプルなデザインであれば、「憧れの王道デザイン」なので、デザインの好き・嫌いが分かれにくく、喜ばれやすいです。
中でもサプライズプロポーズで人気なのは、1粒ダイヤが光るソリティア。
シンプルなサイドメレも人気です。

3) ハーフエタニティ・エタニティリングは要注意

「華やかな婚約指輪」をお相手がご希望されている場合、エタニティ・ハーフエタニティリングを検討される場合もあるかもしれません。
ですが、当店では、お相手の指輪サイズを把握している場合を除き、サプライズでのエタニティリングはおすすめしておりません。
エタニティリングですと、リングの変形や作業の工程で石が欠けてしまうリスクから、サイズ変更のできないものがほとんどになるからです。

そのため、万が一「プロポーズ後にサイズを直したい」という際に、対応ができなくなってしまうケースもございます。
ハーフエタニティリングであればサイズ直しが可能なケースもございます。(※販売店・デザインにより異なります。)

たとえば、SUEHIROのハーフエタニティリングはサイズ直しが可能という点で、大変好評です。
エタニティタイプのデザインを選択されるのであれば、ハーフエタニティリングを検討されると良いでしょう。

1) 今欲しいもの？それともずっと長く使えるもの？

数年後、数十年後、いつ見返しても、ふたりで人生を歩んで行くと決めた当時の想いが鮮やかによみがえるように、今という時間・気持ちを精一杯大切にした指輪にたどり着く方が多いです。
万が一、将来デザインが似合わなくなってしまったなどあれば、思い出のダイヤモンドはそのままに、台座変更・ネックレスへの創り替えなどをしてふたりの思いをずっと大切にすることも可能です。

もちろん、末永く飽きずに使える指輪（ソリティアなど）で選ばれるのも間違いではありません。

2) 立て爪にするかミル打ちの埋め込みにするか

立て爪・埋め込みのメリットとデメリット

立て爪ではダイヤモンドを持ち上げ、台座の隙間から光が吸収・反射されやすい状態になるので、ダイヤモンド本来の美しさがもっとも際立つセッティング法になります。

一方、何かとぶつけやすい、洋服などに引っ掛かりやすいといったデメリットも。
ダイヤモンドを地金に埋め込む形になる埋め込み式は、爪がないため引っかかりにくい・ダイヤモンドをぶつけにくいというメリットがあるものの、輝きとしては立て爪に劣ります。
「じゃあ、立て爪の婚約指輪は実用的ないの？」と聞かれますと、一概にはそうは言えません。

立て爪でも日常使いしやすいリングの選び方

石座の高さ・爪の引っかかりにくさの工夫を重視してみてください。

1：石座の高さ

ダイヤを据える石座の高さが高いほど、光の吸収・反射効率が高くなり、また他の指輪と重ねづけをする際にもリングとダイヤモンドがぶつかりにくくなるメリットを持ちます。

一方で、引っかけやすい、ぶつけやすいといったデメリットも。
石座の高さは選べますので、見た目の輝きと使いやすさを考えて、ベストと思える高さのものを見比べて選択されてみてください。

2：爪の引っかかりにくさ

カテドラルセッティング（ダイヤモンドを高い位置に持ち上げて 両脇をスロープで支えているセッティング）、爪の部分が角ばっていないなどのデザインであれば、爪の引っかかりが抑えられて日常生活で不便を感じることはありません。

立て爪有り・爪なしどちらのデザインにも一長一短があるため、最終的には「惹かれる」と感じたデザインにしていただくことがおすすめです。

3) 婚約指輪だからこそ、少しゴージャスなもの？それとも使いやすさでシンプルなもの？

毎日欠かさずにつけたいと考えられているのであれば、掃除が簡単なシンプルなものがおすすめです。
枠の隙間に汚れが入るとダイヤの輝きに影響するため、2、3日に1回の自分でできるお手入れをしやすいほど、婚約指輪の美しさを維持することができます。

4) 【エタニティ・フルエタニティリング】レール留め（側溝留め、チャネルセッティングORレールなし爪留めにするか

エタニティ・フルエタニティリングは、ダイヤモンドが外れやすい・変形しやすいなど、強度の面で少し不安になりますよね。

強度を重視されるのであれば、地金の使用率が高くなるレール留めデザインがおすすめです。
サイドから地金でダイヤを挟み込むような形になるため、ダイヤモンドも外れにくくなります。

ただ、輝きを重視したい場合は、やはりレールなし爪留めセッティングに惹かれますよね。
その際には、強度と美しさの妥協点をしっかり見極めることが大切です。
たとえば、4つの爪でダイヤモンドを留めているエタニティリングであれば普段使いでもダイヤが外れることなく使いやすいです。
共有爪・幅の細いものを避けてもらえれば、強度としてはとくに問題はないでしょう。